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iPadや iPhoneで静止画を撮影するスクリーンショットは多くの方が活用されている機能だと思います。現在では、さらに「動画」を録画でき、編集して、動画サイトなどに投稿することが気軽にできるようになっているのをご存知でしょうか。
iPadの画面録画機能を使うことで、動画撮影の特別な機材や場所などを用意することなくスクリーンショット動画を撮影することが可能になります。
誰でも気軽にはじめることができる動画撮影・投稿をiPadの画面録画機能を使用してかなえてみましょう。
まずはお持ちのiPadのバージョンを確認します。
iOS11以降であれば何もダウンロードなどをしなくても画面録画機能が搭載されています。
・設定 → 一般 → 情報をタップ
これで、iPadのバージョン確認が完了です。
画像出典:https://pc-karuma.net/
「自動アップデート」がオンになっているiPadは、最新のバージョンにアップデートされているので問題がありません。もし、iOS10以前であるならば、同じ画面下部に「利用可能なアップデート」や「インストール情報」でバージョンアップが紹介されているので、まずはアップグレードしましょう。
機能性が向上するだけでなく、より安全で安心なセキュリティ状態になるので、アップデートをおすすめします。画面録画機能を使って動画を作成し活用する際に、非常に安心できる動画になることは間違いありません。
次に、画面録画機能を出来るようにアイコンを出現させましょう。
・設定→コントロールセンターをタップ → 下部の「コントロールを追加」内の「画面収録」の「+」をタップ
これで、「含まれているコントロール」に「画面収録」が追加され、含まれます。
画像出典:https://gaprot.jp/
確認してみましょう。
・iPadの右上をスワイプしてコントロールセンターを表示 → 一番下にグレーの二重丸◎が「画面収録」ボタン
(録画を開始する際には赤い二重丸◎になります。)
画像出典:https://gaprot.jp/
これでiPadの画面録画を開始する準備が整いました。どのように使って作成していくか楽しみになりますね。
ここからは、本格的にiPadの画面録画機能を使って、様々な録画していきましょう。
前準備をしてあるので、録画はとても簡単!
・録画したい動画画面を開く
・そのままの状態で右上をスワイプしてコントロールセンターを開く
・グレーの二重丸◎をタップ
・〇の中に3秒前からカウントダウンがはじまる
・赤い二重丸◎になったら撮影開始
・画面上部の赤い二重丸◎をタップし確認画面で「停止」を押すと録画停止
・コントロールセンターを開き赤い二重丸◎をタップしたら録画停止
これで撮影を開始し、停止することができます。
iPadの画面録画には制限時間などありません。納得のいくまで撮影することが可能です。撮影した動画は、カメラで撮影した時同様に写真フォルダに保存されています。撮影後確認してみることをおすすめします。
もちろん、写真フォルダで確認をして納得のいかない撮影となっていた場合には、すぐに改めて撮影することもiPadひとつで全てできるのでとても便利ですね。
iPad Proをお持ちの方も同様の流れで画面録画を行うことができます。iOSのバージョンを確認することなくそのまま画面録画機能がついているので、画面録画のアイコン出現からスタートしてください。iPad Proの付属ペンで思う存分自分なりの動画作成をしてみてくださいね。
これまで見てきたように、簡単にiPadの画面録画を使えるようになるのですが…注意してほしいことが2つあります。
・ 当然ながらiPadにはそれぞれの容量があります。動画を撮影し保存すること自体データのサイズは大きくなり、ストレージを圧迫することになります。空き容量を確認して写真フォルダを整理するなり動画を別に保存するなりの対策をする必要があります。
・ iPadの画面録画には時間制限は確かにありませんが、そもそものバッテリーがなければ起動しません。動画撮影はバッテリーの消耗が激しくなります。十分にバッテリー残量があるかどうか確認をして撮影をしてください。
・ これと同様に、動画を画面録画する際にWi-Fi接続も確認して進めましょう。通信料の上限のあるものだと法外な通信料になってしまう可能性もあります。
注意すべき点を把握しながら「作成したい動画」を楽しんでつくってみてください。
iPadの画面録画には、収録中のアプリなどの内部音声をそのまま一緒に取り込むことができます。現在起動しているアプリの音声を録画ボタンでそのまま収録することができ、停止することができるのでとても便利です。
内部音声を調節するのは、iPad本体の音量調節ボタンで行うことができます。画面録画に内部音声をつけたくない場合でも、「無音」にするのはちょっと難しいです。あくまでもボリュームの調整であると考えてください。
無音にするためには「消音モード」にすることをおすすめします。
内部音声を録音できない場合もあります。
そもそもiPadが「消音モード」になっていないか確認してください。消音モードは当然ですが起動中のアプリも消音になっています。右上をスワイプしてコントロールセンターを開き、消音モードの切り替えアイコン?をタップして消音を解除してください。
画像出典:http://smasato.com/
残念ながら著作権の関係上、内部音声を録音できないアプリもあります。
内部音声を録音しているつもりでいても、動画を確認すると「無音」になっている場合は、「消音モード」の確認をまずしてみてください。消音モードの切り替えを行っても、無音の場合にはアプリが自動的に内部音声を録画できない仕様になっているということになります。
アプリの解説やベームの実況など、iPadの画面録画では気軽に動画を作成することができて便利です。当然内部音声を取り込めることが第一と考えますが、後付けで外部音声を入れることが出来るのも、iPadの画面録画の特色のひとつです。
ただ、画面録画の初期設定においては外部音声を取り込むマイク機能は「オフ」になっています。その際には切り替えを行わなくてはいけません。
外部音声も手軽に入れることができるので、確認してみましょう。
・コントロールセンターの「画面収録」アイコンをロングタップ
・「マイク」アイコンをタップして「オン」にする
・画面収録を開始
画像出典:https://assets.st-note.com/
これで外部音声を収録しながら画面録画をすることができます。
内部音声も外部音声もどのように入れるか自分の考えで決めることができます。録画画面と共にどのような動画になるかとても楽しみですね。
iPadで画面録画が出来ない、ということはあり得ます。これまでの注意すべき内容も含めてその対処法を確認してみましょう。
iOS11以降のバージョンであるかどうか、を確認します。
iOS11以降であるにも関わらず画面録画ができない場合ももちろんあります。
アップデート時に何かしらの不具合が生じた可能性があります。そのため、自分で一度アップデートしてみることをおすすめします。
「iOSは最新です」となっているにも関わらず、やはり画面録画が出来ない場合は、残念ながらiPad本体が古くて、最新バージョンに本体の処理機能が追いついていない可能性も考えられます。使用年数等、どうしても本体劣化は考えられることなので、より充実した画面録画を楽しみたい方は、本体の変更を検討してみることも視野に入れてください。
長時間の録画は、iPadのストレージ容量を圧迫することはすでに述べました。今一度不要なアプリやデータが保存されていないか確認をしてみてください。
ストレージ容量の確認方法
・設定→「iPadストレージ」をタップ
使用しているアプリの容量を確認することができます。この画面で未使用のアプリなど削除することが出来ます。
削除ができない場合には、「iCloud」や「Googleドライブ」などのオンラインストレージを利用するか、パソコンへのデータ移動で空き容量を確保しましょう。
画面録画にエラーが発生する場合、低電力モードが「オン」になっている可能性が考えられます。
低電力モードは、バッテリー残量が少なくなった時に自動的にオンとなるため、バッテリー残量が少ない状態での画面録画をする際には要注意です。
・設定→「バッテリー」をタップ
ここで「低電力モード」が「オン」だった場合は、タップすれば「オフ」になります。
低電力モードがオフになったとしても、バッテリー残量が少ないことには変わりありません。まずは十分に充電してから画面録画を始めることをおすすめします。
商業的に配信しているアプリは、画面録画をそもそも禁止にしているものもあります。有料コンテンツを無料で配信することは著作権違反等も出てきます。十分に注意しながら録画機能を楽しんでください。
iPadの画面をTVに映し出す機能である「画面ミラーリング」は、「画面録画」機能と同時に使用することはできません。ミラーリングをオフにしましょう。
・右上をスワイプ→画面ミラーリングの枠が白の場合が「オン」→タップして枠が黒になれば「オフ」
以上のようなことが「画面録画ができない」原因として考えられます。
iPadで画面録画が上手くできない場合には、様々な設定確認をしてみましょう。
iPadの画面録画機能は、iOS11以降のバージョンでありさえすれば気軽に利用することができます。今まで大変だと思っていた動画制作もより身近になったと言えます。
自動的に様々な機能がついているので、自分なりの思ったような動画制作が出来ることで楽しくて、ためになる動画がさらにあふれることでしょう。
しかしその反面、「便利だからこそ」気を付けなくてはいけないことも増えます。簡単に録画できるからといって「全て」録画していいとは限りません。録画をしてもいいか、してはいけないか、するべきではないか、規約やマナーを守った上で画面録画機能を利用してほしいと思います。
自由な制作活動は、「ルールとマナー」の上に成立していることを忘れずに、動画制作を楽しんでください。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。