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今は残念ながらカドカワにより潰されてしまい、サイトは閉鎖されアクセスできない状況が続いていたのですが、久しぶりに調べてみたら、なんと『LHScan』というドメインに変えて再出発していました。
そこで今回は、
第2の漫画村と見られているRawLHの後継サイトLHScanを実際に利用してみて、他類似サイトと比較しつつ、使い方や安全性などをまとめてみました。
2020年2月現在、LHScanは閉鎖され、新たに「LoveHeaven」に名前を変えて再始動しました。
「RawLH」→「LHScan」ときて「LoveHeaven」なので、今回で3回目の改名ということになります。
ちなみに、一番気になるのが、”以前と同じく漫画が読めるのか”という点だと思いますが、結論から言うと、一応”読めます”。
というか、サイトの大まかなレイアウトや使い方、漫画のラインナップなどはほぼLHScanを引き継いでいるので、違和感なく利用できると思いますし、本記事の内容もそのまま参考になるかと思います。
ただし、全てが同じというわけではなく、今回実際に検証してみた結果微妙に違っている部分があったので、以下にまとめました。
■LHScan と LoveHeaven の変更点
まず”目に見える広告”はLHScanの時と比較して明らかに減ってますね。
以前は画面いっぱいに敷き詰められたバナー広告に追従広告まで併用していたのでサイト自体も重かったんですが、現在のLoveHeavenでは常識の範囲内に抑えられ、”見れるレベル”になっています。
ただその反面、サイト右上に常に通知タイプの広告が表示されており、閉じても時間経過で再度表示されるので、鬱陶しさは変わらず。
また、2020年3月から漫画閲覧には会員登録後のログインが必須になったので、使い勝手は著しく悪くなりました。
正直なところ、現時点では公式漫画サービスのU-NEXTやLoveHeavenと同系統の漫画サイト漫画BANKのほうが快適に読めるので、敢えてこちらのサイトを利用する意味はないと思います。
関連読書: 星野ロミの代わりとしても使えるサイト『漫画BANK(バンク)』の使い方と特徴、読める漫画一覧まとめ | labtechs-notes
サイト運営者により正式に公表されている訳ではありませんが、LHScanがRawLHの後継と見られています。
理由としては
これらの点から見てLHScan=RawLHの可能性が高いと思われます。
理由は単純で、既存のサイトより早期に運営されていたからですね。
他に類似サイトとしてRawQQやRawQVなどありますが、これらのRaw系サイトより先んじて運営されていたのがRawLHだったという訳です。
よって現在では、これらRaw系サイトの先駆けとなったのがRawLH(現LHScan)ではないかと見られています。
RawLHはサイトへ直接アクセスできないように意図的に細工されていました。
しかし今回検証した際、LHScanは普通に検索からアクセスできました。
(正確にはRawLHのリダイレクト先がLHScanに設定されており、そこから直接アクセス可能)
前回のRawLHと同じ仕様にしなかった正確な理由は分かりませんが、恐らくRawQQやRawQVなどの後続ミラーサイトが次々出現した為かと思われます。
関連読書: 海賊版サイト「Hamiraw」の使い方と読める漫画一覧|鬼滅の刃・ワンピースを読めるか検証
百聞は一見にしかず。まずはこちらをご覧ください。↓
まぁ酷いですね。ドでかい広告が四方八方にびっしり。ちなみにこの画面上では隠れていますが、下の方にも広告があります。
目に見えている部分のほとんどはGoogleの広告ですが、実はWeb上の広告表示には『サイトレイアウトと広告同士は被ってはいけない』というルールがあるのですが、軽々しく破っていますね。もはやお構いなしです。
海賊版サイトにルール云々言うのはナンセンスだと思いますが、個人的にはなんでこれで広告配信停止されないのか不思議でなりません。
よくある人気ランキングですね。これは他の類似サイトにもあります。
しかし、以前の記事でRawQQはランキング操作されている可能性に言及しましたが、LHScanに関してはもっと酷く、全くの同一作品が並んでしまっています。(赤枠のサイドバーTOP DAY参照)
ほぼ人気ランキングとして機能していませんね。
(ここの管理者はこの作品が好きなのかな?)
他の類似サイトには無い特徴として、漫画データを違法アップロードする度にFacebookで更新通知を流している点があります。
右下の赤枠に注目してもらいたいのですが、サイドバーに自身のFacebookページを埋め込んでいるのが分かるかと思います。
そして以下がLHScan公式Facebook
(関係ない人も写ってしまっている為、一部モザイクを掛けています)
サイトが更新されたと同時に、漫画の画像と共に随時通知されているのが分かるかと思います。
加えてコミュニティ10000人以上で影響力もあり、中には日本人と見られる方もいました。
関連読書: 【ブラウザ上で読み放題】日本の漫画の”英語版”を無料で読める海外サイトまとめ【多読におすすめ】
基本的には『Search』もしくは『Advanced Search』のどちらかで検索可能です。
この部分に関しては以前記事にしたRawQQと全く同じなので、詳細はそちらを参照ください。(下記RawQQの記事から引用)
タイトルを選択したら、ジャンルによって上記のように確認画面が表示されます。
ちなみに、あっち系の漫画でなくとも表示されることもあるので、この辺は結構適当ですね。
以前のサイトURLからアクセスしても新サイトへリダイレクトされるので、どちらからアクセスしても辿り着けます。
また、”LHScan”というワードで検索からでもアクセスできますが、じきに検索結果からは除外されると思うので、URLから直接アクセスするほうが確実です。
手順にして2ステップです。
1:トップ画面or検索から読みたい漫画を選択
2:漫画ページでタイトル+Chapter〇〇を選択
(何気に広告が3つも。いやーLHScanは本当に広告多いですね。)
そして下へスクロールすると
上記画像の赤枠部分をクリックすることにより、漫画閲覧画面へ移行します。
確認した限りでは、ダミーページへ飛ばされるということもなくダイレクトに目的のページへアクセスできました。
ここら辺も別記事で解説したRawQQなどと変わりなく、”手順”は全く同一です。しかし…
トープページと同じく、またもや広告まみれ。(赤枠部分全て)
ちなみに画面上は見えないですが、この直下にも広告があります。
左右の広告は下へスクロールしたら自動で消えるけれど、下の追従広告は閉じないと延々付け回ってきます。
当然鬱陶しいのですぐに閉じようとすると思います。
しかし、広告右上の閉じるボタンが小さく、気をつけないと誤クリックしてしまうんですよね。Web上のこういった広告関連にありがちなんですが、これが何気にストレス。
ちなみに以下はRawQQの漫画閲覧画面
この画面では消えてしまっていますが、中央の不自然に空いている場所に広告が一つあります。
これだけです。
当然サイト自体も軽く、何より鬱陶しい追従広告がないのでストレスフリーです。
同じミラーサイトとは思えませんね。
※ただし、その分ポップアップ広告がうざいです。
Raw系サイトは基本的にミラーなので、大体サイト構成は似たり寄ったりになります。
しかし、この漫画閲覧画面は明確に異なりました。以下が本記事の主題であるLHScan(RawLH)
以下が別記事にて解説したRawQQの漫画閲覧画面
肝心の漫画の画像自体は1.5倍くらい差があります。
他にも相違点があり、
などなど、ぱっと思いつく限りでもこれだけあります。
Raw系サイトの比較に関しては長くなりそうなので、また別記事にてまとめようかと思案中ですが、
やはりミラーサイトと言えどサイト管理者によってかなり変わってきますね。
結論から言うとウィルスなどにはかかりませんし、漫画を”ただ”閲覧するだけなら(今の所)とくに危険性もありません。
(この点に関してはGoogle運営のウィルススキャンサービス『VirusTotal』で検証済み)
しかし、ここまで別のRaw系サイトと比較しつつ解説してきましたが、このLHScanは全くもっておすすめしません。やめておいたほうがいい。
理由としては、とにかく広告が多く、サイト全体が重い。その上細かいところでユーザビリティが低い点。
それでも漫画村の代替サイトがここしか無いのなら致し方ないが、他記事で調査・検証したRawQQなんかのほうが圧倒的に使いやすく、現状わざわざLHScanを使う理由がない。
今も漫画界隈はざわついており、政府も違法サイトの対処に全力で取り組んでいます。
これから先どうなるかは分かりませんが、いずれにしても快適且つ安心して漫画ライフを送りたいのなら、正規のサービスを活用するのが最善でしょう。
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