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これらのハードルを超えておかないと、DVDをPCに取り込むどころか、違法行為でトラブルに発展する可能性すらあります。
そこで、今回の記事では、「初心者でも安心してDVDをPCに取り込む方法」をいくつかご紹介していきたいと思います。この記事を読めば、あなたもDVD取り込みマスターになること間違いなしです。
PCにDVDを取り込みたいと考えている人の中には「市販・レンタルDVDのコピー・リッピング」を目的としている人もいると思います。しかし、DVDコピーやリッピングといった方法は「違法行為」とも言われており、実際はどうなのか不安に感じてしまう人多いことでしょう。
そこで、まずは「DVDコピー・リッピング(取り込み)」は違法なのか?という点から説明していきたいと思います。
DVDをPCに取り込む上で市販やレンタルDVDの取り込み方法について一番気になるところだと思います。結論から言いますと、「市販・レンタルDVDのコピー・リッピング」は違法行為です。
しかし、実際にはコピーガードを解除してコピー・リッピングできるソフトが数多く販売されており、違法行為だと知らずに「PCにDVDの取り込み」を行なっている人も多く存在します。
今回の紹介するソフトの中には、「コピーガードを解除してPCに取り込みが可能」なものも含まれていますが、コピーガードを解除してPCに取り込むと「違法行為」となってしまうので、利用する際には十分注意してください。
ただし、以下のような場合は違法行為とはなりません。
これらの行為は、違法とはならないので安心して大丈夫です。
ここでは、WindowsとMacで利用できるオススメのフリーソフトを3つ紹介させて頂きます。どのソフトも無料で利用できるため、安心してDVDをPCに取り込むことができます。
ImgBurnはDVD Decrypterの後継ソフトでイメージファイルをDVDに書き込む機能に加え、DVDデータをPCに取り込む機能も備えています。Windows98から対応しているため、DVDドライブさえあれば、10年以上前のPCであっても利用することが可能です。また、ImgBurnには「Blu-rayの取り込み、書き込み機能」も搭載されているため、ブルーレイを利用することも可能です!(Blu-rayのコピーガード解除には対応していません。)
完全無料で日本語にも対応しているので、「ISOファイルをDVDに書き込む」可能性がある場合はダウンロードすることをオススメします!
1. ImgBurnを起動し「ディスクからイメージファイルを作成」をクリックします。
2. コピーしたいDVDをDVDドライブに挿入すると、自動的にディスクを読み込みます。
3. 「入力元」に挿入したDVDが認識されたら、「出力先」の右端にあるフォルダアイコンをクリックして保存先を指定します。
4. 設定が完了したら、画面左下の「ディスクアイコン」をクリックして、DVDのリッピング(取り込み)を開始します。
5. メロディが流れて「取り込みが完了しました。」の表示が出たら、取り込み完了です。
※ImgBurnにはコピーガードを解除する機能はありません。また、取り込んだデータは「ISOイメージファイル」となっているので、MP4やAVIといった形式に変換したい場合は、別途ソフトが必要です。
HandBrakeは、DVD/Blu-rayのデータをMP4やMKVファイルに変換してくれるリッピングソフトで、H.265といった最新のコーデックにも対応しています。DVDやBlu-rayの取り込みはもちろん、「VIDEO_TS」や「AVCHD」フォルダからのリッピングにも対応しているため、他のソフトで取り込んだDVDを、スマホやタブレットで視聴できる形式に変換することも可能です。(DVD/Blu-rayのコピーガードには対応していません)
旧バージョンのHandBrakeでは、日本語化パッチが配布されていますが、最新版の日本語化については情報が少ないため、こちらで日本語化の方法を解説しておきます。
1. こちらのページを開いて、下記の写真のデータをダウンロードしてください。
2. 「Nightly Builds」フォルダに入っている「jp」フォルダを「HandBrake」フォルダ内にコピペします。
3. HandBrakeを起動して、日本語化されていれば成功です。
ネット上で紹介されている日本語化は「HandBrake0.9.5」のものなので、現在のバージョン(1.4.2)には利用できません。最新版を利用する際には、こちらの日本語化を参考にしてください。
Windows XP時代に出現したDVDリッピングソフトで、当時は有料ソフトを超えるコピーガード解除機能(CSS解除)と、DVD圧縮コピー(片面二層を一層に変換してコピー)機能、DVDオーサリングなどを備えた「最強リッピングソフト」として君臨していました。(当時のDVDはほぼコピーできた)しかし、11年前に更新が止まってしまったため、現在ではほとんどのコピーガードを解除できなくなりました。更新が続いていれば、間違いなく現在でもトップレベルのDVDリッピングソフトとなっていたでしょう。
※DVD Shrinkでコピーガード解除・リッピングは「違法行為」となります。
今回はDVDをデフォルトで取り込む方法をご紹介します。(片面二層ディスクを一層に圧縮してISOイメージファイルに変換する方法)※二層ディスクを圧縮せずに取り込むことも可能です。
1. DVD Shrinkを起動して、DVDをドライブに挿入します。
2. ディスクを挿入したら、画面左上の「ディスクを開く」をクリックして、ディスクをひらき、自動分析を開始させます。
3. 分析が完了したら、画面右の「ビデオ」欄を「自動」にして、画面上のバックアップを起動します。
4. バックアップ画面を開いたら、「出力デバイスの選択」を「ISOイメージファイル」に変更し、タブのDVDリージョンをクリックして、「リージョンフリー」にチェックを入れます。また、「品質設定」タブを開き、「詳細な分析」にチェックを入れて、画面下の「OK」をクリックしましょう。
※片面二層ディスクを圧縮する際に「詳細な分析」を行うことで、劣化を抑えたリッピングが可能となります。(片面一層の場合は不要です)
5. 「DVDのバックアップが完了しました。」と表示されれば完了です。
DVD Shrinkはフリーソフトの中で唯一「コピーガードを解除できる」ソフトになるので、利用する場合は注意してください。(現在のDVDに使われているコピーガードには、ほとんど対応していません。)
今回ご紹介したソフトは、いずれも完全無料で利用できるDVDリッピング(取り込み)ソフトになります。「ImgBurn」と「DVD Shrink」に関しては、DVDデータをISOファイルとしてしか取り込めないため、MP4などに変換してスマホやタブレットで楽しむのであれば、「HandBrake」がオススメです。また、「ImgBurn」と「HandBrake」はBlu-rayの取り込みにも対応しているため、汎用性は高いと言えるでしょう。
※ただし、Blu-rayにはAACSといったコピーガードが利用されているため、自作Blu-ray以外は利用することができません。Blu-rayレコーダーなどで録画したデータに関してもコピーガードが使われているため同様に利用することができないので注意してください。
いずれもフリーソフトなので、全てをダウンロードして使い分けるという方法もオススメです。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。