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好きなアーティストのライブ、楽しみにしている番組、お気に入りの映画、「いつでも」「どこでも」すぐに視聴できるわけではありません。移動中などでも「音声」を聴きたいという要望は意外と多くあるものです。録画・録音したものからDVDまで、音声のみを抽出して常に耳に触れることができるとしたら…嬉しいことに違いありません。
個人で楽しむことを目的として音声抽出ができるフリーソフトが現在とても人気があります。どういった音声を抽出して、聴くのか「あなた次第」です。
DVDなどから音声を抽出することができるフリーソフトの紹介をしていきましょう。
DVDなどから勝手に音声を抽出することは「違法」なのではないか、と思う人もいることでしょう。しかし、音声抽出ソフトは様々な企業、業界から発売されており、機能や品質も満足のいくものがほとんどです。全て違法ということではなく、個人利用、個人責任で楽しむことが出来れば問題ないと言えます。違法でなく制限もなく、自分が欲しい音声を抽出して楽しむことができるからこそ、個々人が気を付けるべきでしょう。
DVD音声抽出フリーソフトは、そういった「身近で」「便利に」「自由な」「音声を」楽しめることが出来る場合におすすめできます。
フリーソフトでの音声抽出が出来るようになれば、スマホやiPod、iPad、パソコン、CDなど自在に聴きたいデバイスを選択することが可能になるのです。
DVDは、パソコンや専用機器でのみ再生可能です。身近なデバイスであるスマホやタブレットなどでは再生が不可能なのです。しかし、DVDから直接音声を抽出すれば、スマホに対応する、MP3などのオーディオファイルに変換して保存することで、「いつでも」視聴することが出来るようになります。
けれども、音声が抽出出来ればいい、というだけでは困ります。臨場感あふれる高品質な音声を抽出出来なければ意味がありません。
これからご紹介する音声抽出フリーソフトは、高品質な音声を抽出でき、さらにウイルスも気にすることがなく、クリーンであり、安心して利用してもらえるものです。
「フリーソフトで無料だから手軽にできればどんなものでもいい」というのは、あまりにも危険です。自分のパソコンや個人情報さえも守ることが出来ない考え方はご注意ください。
DVDから高品質で、クリーンな音声抽出をしたい方にだけおすすめしたいフリーソフトで安全安心に楽しんでほしいと思っています。
VLCメディアプレーヤー(VLC Media Player)は、DVD、オーディオCD、VCD、ほとんどの動画や音声フォーマットの再生に対応している無料のマルチメディアプレーヤーとして知られています。また、再生機能だけでなく、対応している動画をFLV、MP4、TS、MKV、WMV、AVI、MP3などの形式に変換することもできます。
【VLCメディアプレーヤーを使用して、DVDから音声を抽出する方法】
VLCメディアプレーヤーは、DVDをMP3に変換するなど、広範な機能を備えた汎用性の高いメディアツールキットです。
1. DVDをドライブに挿入します。
2. VLC Media Playerをダウンロードしてパソコンにインストールします。
3. VLC Media Playerを起動して、「メディア」>「変換/保存」をクリックします。
4. 「ディスク」タブを選択して、「DVD」をチェックして、画面右下にある「変換/保存」ボタンを押します。
5. 「変換」を選択して、「プロファイル」ドロップダウンリストから「Audio-MP3」を選択します。
5. 保存先を設定してから、「開始」ボタンをクリックします。
XMedia Recodeは、動画や音声ファイルをその他のフォーマットに変換できる無料のエンコードソフトです。幅広い動画や音声ファイル形式に対応して、DVDも入力フォーマットとしてサポートされています。また、解像度変更、クロップ、黒塗り追加、インターレース解除、色調・明るさ補正、回転、ノイズ軽減、特定場面の切り出し、音声のリサンプリング、音量変更、字幕合成、チャプター編集などの機能もあります。
【XMedia Recodeを使用して、DVDから音声を抽出する手順】
1. XMedia Recodeの最新バージョンダウンロードしてお使いのパソコンにインストールします。
2. DVDディスクをドライブに挿入して、XMedia Recodeを起動して、左上の「ディスクを」ボタンをクリックして、ドライブを選択して、開くをクリックして、DVDビデオを読み込みます。
3. タイトルを選択して、「形式」タブをクリックして、「形式」と「ファイル拡張子」でMP3を選択します。「出力ストリーム形式」で音声のみをチェックします。
4. 「リストに追加」ボタンを押して、選択したタイトルをエンコードリストに追加します。
5. 「エンコード」ボタンを押して、DVD音声の抽出が始まります。
ただし、XMedia Recodeは、コピーガード解除機能がないので、市販やレンタルのDVDから音声を抽出出来ません。
Free DVD MP3 Ripperは、DVD、VCD、SVCD、MPEGの音声をMP3形式で抽出して保存するフリーソフトです。特定場面の音声のみの切り出し、出力ファイルの品質の指定、作成しようとしているファイルのID3 タグの編集などの機能が付いています。
Free DVD MP3 Ripperは非常に使いやすいです。また、埋め込みプレーヤーでビデオをプレビューしながら、出力ファイルをカスタマイズすることができます。
【Free DVD MP3 Ripperを使用して、DVDから音声を抽出する手順】
1. Free DVD MP3 Ripperをダウンロードして、お使いのパソコンにインストールします。
2. 右上の 「Source File」 をクリックして、動画ファイルを追加します。 DVDメディアから音声を抽出する場合は、あらかじめDVDビデオをVOBにリッピング する必要があります。
3. 次に、下の「Output File」で、変換された音声ファイルの保存先を指定します。
「Output MP3 Information」で、MP3 ファイルの品質やタグ情報を設定することができます。
「Change Settings」で出力MP3ファイルの詳細を設定することができます。
4. 最後に、画面左下の「Rip!」ボタンをクリックすると、DVD音声抽出処理が実行されます。
ただし、マルチトラックがあるDVDから音声を抽出する場合は、メイン音声以外は抽出できません。また、日本語に対応しないので、ちょっと不便です。
数多くあるフリーソフトの中でも、簡単設計でわかりやすいと定評があるのがHandbrake。Mac、WindowsおよびLinuxで利用可能で、DVD、ブルーレイから様々な動画や音声フォーマットに変換することができます。
HandBrakeでDVDから音声を抽出する方法を紹介する記事が多くありますが、実際にHandBrakeは、オーディオのみ抽出をサポートしてません。HandBrakeを使用してMP4をMP3に変換したり、ビデオからオーディオを抽出したり、DVDオーディオをリッピングしたりすることはできません。
DVDから音声を抽出して音声フォーマットに変換して利用できるフリーソフトは他にもたくさんあります。様々なフリーソフトがある中、日本語に対応しているものを中心におすすめします。どのようなニーズを持っているかによって選ぶソフトも変わってきます。ぜひ比較して良い選択をしてください。
DVDから音声抽出をする際に、根強い人気があるフリーソフトは「DVD Decrypter」です。ソフトウェアの更新はすでに2006年に終了しているにも関わらず、使用したい人が後を絶ちません。
主な機能:
こういった要素が現在でも人気の秘訣と言えます。
【DVD Decrypterを使用して、DVDから音声を抽出する手順】
1. DVD Decrypterの公式サイトは閉鎖中ですが、uptodownなどのサイトから最終バージョンのDVD Decrypterをダウンロードできます。以下のボタンをダウンロードして、お使いのパソコンにインストールしましょう。
通常版の言語は英語になっているので、ダウンロードしたDVD Decrypterの日本語化はhttps://www.nihongoka.com/dvdbackup/dvddecrypter/ddec_jpatch/ を参考にしてください。
2. DVD Decrypterを起動し、音声抽出したいDVDを光学ドライブに挿入します。
3. 「ツール」タグをクリックして、「各種設定」を選択します。
4. 「IFOモード」をクリックして、「ファイル分割」オプションのドロップダウンリストから「Chapterごと」を選択します。
5. メニューバーの「モード」タブを選択し、「IFO」をクリックします。
6. 右側「入力」のタブを選択して、「+」をクリックしてから、DVDから音声を抽出したいチャプターを選択します。
7. その横の「ストリーム処理」タグをクリックし、「ストリーム処理有効」にチェックを入れた後、「Audio」と書いてある項目だけにチェックします。
8. その下の「Stream」で「分離」にチェックします。
9. 左下のディスクとハードディスクのアイコンをクリックして、抽出を開始します。
10. 「Operation Successfully Completed!!」が表示されたら、作業が完了です。
無料で安全にDVDから音声を抽出することが出来ました。音声データで無劣化の抽出音声を確認してみてください。
ただ、DVD Decrypterで抽出された音声はWAVファイル形式であり、MP3ではないことに注意しましょう。また、DVD Decrypterは、CSSなどのコピーガードに対応していますが、2005年に更新を停止したので、最新のDVDコピーガードに対応しない可能性があります。その場合は、次に紹介するDVDFab DVD リッピングを使用することをお勧めします。
DVDFab DVD リッピングは、DVD全般から、お気に入りの一部分までわかりやすく音声を抽出できるのが特徴です。日本語対応が抜群で、ソフトウェアの更新もきちんとされており、安全性も高いと評判です。何より、コピーガード対応が優秀で、解除できないものはないぐらいであり、ほとんどのDVDから音声を抽出することが可能で劣化知らずの音声データを作成できる。
DVDから抽出する音声データの幅が広く、MP3、FLAC、M4A、WMA、AAC、DTS、PCM 、OGGなどのファイル対応なので、多くの需要があります。最新のGPUとCPUに対応しており、抽出処理スピードの速さを実感してもらえます。多くの機能がついた有料版もありますが、無料版でも基本的な機能が備わっているので問題ありません。
【DVDFab DVDリッピングを使用して、DVDから音声を抽出する方法】
1. DVDFab DVDリッピングの最新バージョンダウンロードしてお使いのパソコンにインストールします。
2. インストール完了後、「今すぐ起動」をクリックし、右下の「体験」で無料版を進めていきましょう。
3. トップメニューの「リッピング」をクリックし、DVDディスクを光学ドライブに挿入します。DVDファイルを使用する場合は、「+」をクリックして、ファイルを追加します。
4. 音声を抽出したいチャプターを指定します。「他のタイトルを選択」をクリックすれば、別のタイトルを選択可能です。
5. 「他のタイトルを選択」の右にあるオプションをクリックして、「他のプロファイルを選択」→「フォーマット」→「オーディオ」をクリックして、オーディオフォーマット(MP3など)を選択します。
6. 詳細設定アイコンをクリックして、出力音声ファイルのコーデック、サンプルレート、ビットレート、チャンネルなどを設定することができます。
7. メイン画面下部にある「フォルダ」アイコンをクリックして保存先の設定→右横「開始」をクリックして変換作業を始めます。
選択したファイル横が「準備完了」から「成功」に変わったら変換完了です。
DVDFab DVDリッピングの無料体験版では、DVDを無制限にリッピングすることができます。リッピングする動画の長さに制限はありません。
4Videosoft DVD リッピングは、DVDからiPod、iPhone といったデバイスに対応できるMP3やWAVといった音源を抽出します。かつ、DVDムービーの音声を高品質に中質してくれるとプロも絶賛のフリーソフトです。
【4Videosoft DVD リッピングを使用して、DVDから音声を抽出する方法】
1. 4Videosoft DVD リッピングソフトをダウンロードし、お使いのパソコンにインストールします。
2. DVDを挿入後トップ画面から「DVDをロードする」からタブを開き「DVDディスクをロード」をクリック→DVDからDVD音声をこのソフトにロードします。
トップ画面のプロフィールドロップダウンリストから出力音声形式を選択→MP3、WAV、AACなどのオーディオ形式から選択、設定します。
3. トップ画面の「変換」をクリック→DVDから音声を抽出しMP3などの音声形式へ変換 変換完了後、お好きなデバイスへ取り込み、音声を楽しんでもらえます。
ただし、試用版ではDVDビデオの5分しかリッピングできません。
WinX DVD Ripper Platinumは、高機能、高品質、無劣化でDVDから音声を抽出できると人気のフリーソフトです。MP3やAAC、AC3などの音声ファイルへと変換ができるので、互換性も非常に高いのが魅力のひとつです。と同時に、CPUなどのコミュピューターテクノロジーが最新なので、高速で作業が完了できて驚きと共に喜ばれています。その上、初心者でも簡単な操作内容になっているので、どなたでも安心して使用することが可能です。
【WinX DVD Ripper Platinumを使用して、DVDから音声を抽出する方法】
1. WinX DVD Ripper Platinumソフトをダウンロードし、お使いのパソコンにインストールします。
2. DVDを挿入し、左上のDVDディスクボタンを押し、抽出するDVDを選択します。
3. 出力プロファイルが自動で出現したら画面下方にある「音楽」ボタンを押し、出力したい音声ファイル(MP3など)を選択します。
4. 一番下の「参照」ボタンを押し、保存先を設定します。
5. 右下の「RUN」ボタンを押して、変換を開始します。
ほぼ一つの画面で操作が可能なので、わかりやすい使用感と言えます。
ただし、試用版ではDVD冒頭5分までしかリッピングできません。
UniConverterは、多くの機能を有しつつ、シンプルな作りでDVDから欲しい音声を素早く抽出できる人気のフリーソフトです。生の音源と変わらないと言われるほど、劣化せずにDVDから音声を抽出することができるのが魅力のひとつです。出来ないことがないのが大きな特徴なので、持っていて損はないソフトウェアと言えます。
【UniConverterを使用して、DVDから音声を抽出する方法】
1. UniConverterソフトをダウンロードし、お使いのパソコンにインストールします。
2. インストール完了後、起動して立ち上げ、動画変換画面にして「DVDの追加」メニューの「DVDフォルダを読み」を選択→中央に選択したDVDファイルをドラッグします。
3. 音声変換画面にしてDVDファイル横の「⚙」→画像下の「音声」→出力形式(MP3など)を選択→この画面右下の「作成」をクリックします。
4. DVDファイル一番右の「変換」をクリックします。
そのまま変換作業が始まり、指定の音声形式で出力されます。
ただし、初心者にはわかりにくい、無料版で動画長さの3分1しか変換できません。
映画やドラマ、バラエティなどのDVDから音声を抽出する方法をお知らせしました。
出来るだけ手順が難しくなく、多くの人が気に入っているフリーソフトを紹介しましたが、これでもほんの一部です。
たくさんの人が、より身近に持ち運びもできるように音声を聴いてみたいと思っている証拠でしょう。どのように音声を変換し抽出するかは、お手持ちのデバイスにもよりますが、多くは高い互換性を誇っているので「変換できずに困る」ということはないと思います。
さらに、英語のフリーソフトだったとしても日本語対応ができるものを今回おすすめしたので、安心して楽しんでもらえることでしょう。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。