目次[閉じる]
FLAC MP3 変換の方法を調べてみたけれど、サービスがありすぎてどれを使っていいか分からないという方は多いのではないでしょうか。今回は誰でも簡単に FLACをMP3に変換できる無料サービスを7つに絞ってご紹介します。サービスはインストールが必要なソフトタイプとオンラインで使えるタイプに分けて解説します。それぞれ機能や特長が違っていたり、
FLACとは、元の音源を採用しているため、劣化がなく音声の質にも優れている音声ファイルフォーマットです。そのため、ハイレゾ音源の配信などに使用されたりすることもよくあります。しかし、多くの音質などの優れた利点がある一方でiPhone、Android、MP3プレイヤー、メディアプレーヤーでの再生が難しいという欠点があります。そのため、MP3などの幅広い用途で使用可能な音声形式に変換する必要があります。MP3だと、ほとんどのポータブルデバイスとメディアプレーヤーでの再生が可能です。
ちなみに、ハイレゾレベルのFLACをMP3に変換した場合、音の質は落ちてしまいます。しかし、ほとんどの場合が分からない程度なので、心配する必要はないでしょう。
FLACをMP3に変換できるフリーソフトはたくさんあります。後ほどご紹介しますが、アプリやソフトを入れずに、オンラインで変換するサービスもあります。しかし、頻繁にFLACをMP3に変換する機会があるという方は、アプリやソフトを携帯やパソコンなどの端末にインストールしておくと便利です。ただし、サービスによってはファイルの時間制限があり、有料版への登録が必要なものもあるので、注意して使用する必要があります。以下、無料で誰でも簡単に使用することができるFLAC MP3 変換 フリーソフトを7つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
iTunesは、iPodをはじめApple社製品の愛用者ならばなじみの深いソフトウェアです。iPodは、FLACを再生できないので、音楽を楽しむためにはMP3に変換する必要があります。パソコンにインストールしたiTunesでファイル形式を変換することができます。
*iTunes Storeで購入したもので変換できるのは、iTunes Plusの曲のみです。
【変換方法】
1.パソコンのiTunesアプリケーション(音符マーク)で、「編集」→「環境設定」→「一般」を選択
2.「読み込み設定」をクリック
3.「読み込み方法」ポップアップメニューで、MP3エンコーダを選び、「OK」を押して設定を保存
4.ライブラリ内の曲を選択し、「ファイル」→「変換」→「MP3バージョンを作成」を選択
FLACをMP3に変換できるソフトウェアはたくさんあります。変換のみで音楽ファイルの編集などをしない場合は、シンプルなフリーソフトがおすすめです。
https://ja.dvdfab.cn/video-converter.htm
DVDFab 動画変換は、音声や動画のファイル形式を自由に変換できるソフトです。動画ファイルから音声ファイルの抽出もできます。MP3、FLACのほか、WMA、WAV、AAC、M4A、OGGなどすべての音声形式への変換が可能です。短時間で音声データを抽出することができることが特長ですので、忙しい方やできるだけ時間をかけたくないという方におすすめです。また、MP3 FLAC 変換の相互変換も可能なので、使い勝手がいいです。
変換方法も簡単で、ファイルの追加後、MP3などの出力形式を選び、保存先を設定して変換を始めるだけ完了です。操作方法がシンプルで分かりやすいので、初心者でも安心して使用することができるでしょう。
【使い方】
1.ソフトをダウンロード(https://ja.dvdfab.cn/video-converter.htm)してインストールする
2.DVDFabを実行して、上部の「変換」を選択
3.「+」ボタンをクリックして、変換したいFLACファイルを選択して追加(複数のファイルを同時に追加することも可能)
画面中央部に変換したいファイルを直接ドラッグ&ドロップも可
4.詳細設定で出力音声ファイルのコーデック、サンプルレート、ビットレットなどを設定
5.画面下部の「出力先」から変換したMP3ファイルの保存先フォルダを指定
6.「開始」ボタンをクリックすると、変換が始まる
https://sector-seven.com/software/flicflac
FlicFlac Audio Converterは、Windows用の変換フリーソフトです。最大の特徴がインストールをしないで使える点で、USBメモリーやSDカードに入れて持ち運ぶことが可能です。Windows10などにも対応していて、FLACからMP3への変換だけでなく、、WAV、MP3、OGG、APEなどへの変換も可能です。
日本語に対応しておらず、日本語化パッチもありませんが、とてもシンプルな使い方なので、英語でも全く問題ないと思われます。手順としては、FLACからMP3へ変換したい音楽ファイルをFlicFlac Audio Converter内にドラッグしてドロップするのみなので、誰でも簡単に使用することができます。
簡単で使いやすい一方で、変換速度が遅い、細かい・難しい設定ができないという口コミが見受けられます。そのため、複雑な加工が必要ではなく、時間はかかっても簡単にシンプルに変換したいという方におすすめします。
【使い方】
1.ページにアクセスして、「FlicFlac Audio Converterをダウンロード」をクリック
2.ダウンロードしたファイルが本体なので、解凍したらすぐに使用可能
3.FlicFlacを起動し、ウィンドウを開く
4.デフォルトでは「to FLAC」が選択されているので、「to MP3」をクリック
5.「Select or Drop Files」と書かれた場所をクリックし、変換したいFLACファイルを選択するか、「Select or Drop Files」に直接ドラッグ&ドロップするとファイルが変換される
6.変換されたファイルは元ファイルのあったフォルダに作成される
https://www.freac.org/ja/downloads-mainmenu-33
fre:acは、MP3、FLAC、AAC、OGG Vorbisなどの代表的な形式の音声ファイルを相互変換し、音楽CDを指定する形式にリッピングできる音声変換ソフトウェアです。Windows版、Mac版、Linux版があります。変換前に、音楽CDや音声ファイルを再生して聴いて確認したり、各形式のエンコード設定を細かく設定したりすることができます。
また、定期的にサービスの改善やバグの修正が行われているため、利用者目線のソフトウェアだといえるでしょう。今後さらに使いやすく、高性能になることが期待できます。
【使い方】
1.ダウンロードページへアクセスして、使っているパソコンに対応のバージョンをダウンロード
2.ダウンロードしたセットアップファイルからインストール
3.起動したら、ツールバーの左の音符マークのついたボタンをクリックし、変換したいファイルを選択
4.ツールバーの「右向き▽」ボタンの横の「▼」ボタンをクリックするとフォーマットを選択後、「右向き▽」ボタンをクリックすると変換開始
5.MP3変換したい場合は「LAME MP3 Encoder(MP3)」を選択
一般的に使われているほとんどの音声ファイルと一部の動画ファイルに対応しているオーディオコンバータです。曲のテンポや周波数などを変更したり、タグ編集、ファイル分割・結合などもできます。
ただし、30日間の無料使用期間が設けられていて、使用期間経過後は新たなバージョンのダウンロードが必要になります。なお、新しいバージョンは頻繁にリリースされています。
https://wieslawsoltes.github.io/BatchEncoder/
多くのファイル形式に対応している音楽変換ソフトです。変換する際に指定するパラメーターは「プリセット」としてあらかじめ登録されています。コマンドオンラインオプションの知識が必要なく、初心者でも簡単に使えるようになっています。もちろんプリセットの内容はカスタマイズすることもできます。
アプリやソフトをインストールするのは手間であるうえ、端末の容量も大きくなってしまいます。そのため、頻繁にFLACをMP3に変換する必要があるという方にはアプリやソフトをインストールされることをおすすめしますが、頻度がそれほど多くない方へは無料オンラインでのサービスをおすすめします。アプリやソフトを携帯やパソコン端末に入れずに、ブラウザ上でFLACからMP3へ変換可能なオンライン変換サイトを3つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ただ、通常、オンラインサイトには最大100MBまでのファイルという制限があるので、音声ファイルのサイズが大きい場合、DVDFab 動画変換などの変換ソフトを使用するのをお勧めします。
https://online-audio-converter.com/ja/
Online Audio ConverterはFLAC、MP3、WAV、OGG、AMRなど多様なファイルに対応したオンライン変換サイトで、FLACからMP3への高速変換が可能です。また、動画からオーディオトラックを抽出できるので、映画や音楽ビデオから曲を取り出して保存したいという方にもおすすめです。ちなみにFLAC MP3 変換 iTunesの方法は残念ながらありません。iTunesは、FLACファイルに対応していないためです。
さらに加工がしやすい、安全に使用できるという特長もあります。FLACからMP3に変換する前に、事前に品質やビットレート、サンプルレート、チャンネル数などを設定しておくと、リバース再生やフェードインを入れることも可能です。バッチ変換やタグ情報の編集や、オーディオトラックから声を除去することもできるので、細かい設定をしたいという方におすすめのサービスです。また、アップロードされたファイルは数時間で自動的に削除されるので、悪用の心配もないでしょう。信頼でき、安全性の高いサービスだといえます。
【使い方】
1.「Online Audio Converter」にアクセス
2.「ファイルを開く」をクリックし変換するファイルをアップロード
3.変換するファイル形式(MP3)を選択 ここで詳細設定もできる
4.「変換」ボタンをクリック
5.変換完了したファイルを「ダウンロード」をクリックしてダウンロード
https://convertio.co/ja/flac-mp3/
Convertioは、対応可能なファイルが非常に多いです。例えば、音声や動画のほかにも画像、プレゼンテーションや電子ブックなどへの変換も可能です。FLACからMP3、WAV、AAC、M4A、OGG、M4Rなどの音声形式への変換が可能で、MP3、WAV、WMA、OGGなどの音声形式をFLAC形式に変換することも可能です。
しかし、変換するファイルの大きさに注意しなければいけません。Convertio FLAC MP3 変換が無料で変換できるのは最大100MBまでのファイルです。100MB以上のファイルを変換するためには、有料プランに加入する必要があるため、注意が必要です。
【使い方】
1. 「Convertio」サイトにアクセス
2.ページ上部の「ファイルを選ぶ」をクリックして変換したいファイルを選択するか、ドラッグ&ドロップでファイルをアップロード
3.「ファイルを選ぶ」の横でファイル形式を「FLAPにMP3」と選択(ファイル形式横の▽をクリックすると選択できます
4.「変換」ボタンをクリック
5.緑色の「ダウンロード」をクリックして変換後のファイルをダウンロード
https://anyconv.com/ja/flac-to-mp3-konbata/
Windows、Mac、iPhone、AndroidでFLACファイルをMP3変換できるサイトです。アップロードしたファイルは1時間後にサーバーから削除されるので、データ漏洩のリスクが少ないです。100MBのファイルサイズの制限があります。
【使い方】
1「AnyConv」.サイトへアクセス
2.「ファイルを選ぶ」をクリックして変換したいFLACファイルを選択するか、「ファイルを選ぶ」ボタンの囲われているエリアにファイルをドラッグ&ドロップしてアップロード
3.「変換する」ボタンをクリック
4.変換終了したファイルをダウンロード
https://www.aconvert.com/jp/audio/
Aconvertは、対応フォーマットが多いのが最大の特長です。また、アプリやソフトなどをダウンロードする必要なく、ブラウザ上でFLAC からMP3への変換が可能なフリーオンライン音声変換サービスです。FLACのほか、WAV、WMA、M4Aなどの変換も可能です。MP3をFLAC、WAVなどへ変換することもできます。変換方法も簡単で、ファイルの追加後、MP3などの出力形式を選び、変換を始めるだけの3ステップのみです。
Aconvertはとにかく早く変換したい、時間をかけたくないという方におすすめのサービスです。ポップアップ広告がなく変換プロセス全体が高速、一度に複数のファイルが変換できていいという口コミが見受けられ、ストレスなく使うことができます。利用者の満足度が高いといえるでしょう。
以上、FLACからMP3への変換が可能な誰でも簡単に使用できるサービスをフリーソフトと無料オンラインに分けて紹介しました。どれも意外と操作が簡単で、初心者にも優しいことが分かります。そしてそれぞれ機能や特長が異なり、用途によって相性のいいサービスが異なることが分かります。
また、ファイルの大きさや時間の制限があり、有料版への登録が必要になるサービスも存在します。まずはいろいろなサービスを試してみて、自分に合ったものを見つけていくと良いでしょう。口コミを見て、実際に使用した方の感想を参考にするのも有効でしょう。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。