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PS5(ピー・エス・ファイブ)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2020年11月に発売した、新型家庭用ゲーム機、PlayStation5(プレステ5)の略称です。初代PSが1994年12月3日に発売され、全世界で約1億200万台が売り上げられる大ヒットとなった日本を代表する家庭用ゲーム機の一つです。その後も携帯用ゲーム機(PSP)や後継機が発売されています。初代発売から26年経ち、今回発売されたPS5は、映像クオリティが各段に向上しました。
PS5には2種類のモデルがあり、1つはPS5の全ての機能が使える通常版と、光学ディスクドライブの機能がないデジタルエディション版です。
デジタルエディション版では、ブルーレイの再生や、ゲームディスクの読み込みができず、全てダウンロードでゲームやその他コンテンツを購入します。一方で通常版はディスクを読み込むことができるため、パッケージ版を購入でき、データ容量を気にする必要が少なくなります。
価格はデジタルエディション版が3万9980円(税別)、通常版が4万9980円(税別)と通常版のほうが1万ほど高いです。しかし、パッケージ版をプレイできる点、ブルーレイ、DVDの再生ができるといった点は、通常版の大きなメリットになります。
写真出典:https://www.sony.jp/bd/products/BDZ-FBW2000_1000/feature_3.html
ブルーレイには種類があり、従来のブルーレイとUltra HD Blu-rayは規格が違います。
Ultra HDとは「超高精細」という意味で、いわゆる4Kのことです。日本では4Kという言葉が主流ですが、海外ではUltra HDの呼称が一般的です。そのため4KにはUltra HDと4K、二つの呼び方があります。
4Kは最大で3840×2160ピクセルの映像を再生することができます。これは従来のブルーレイに収録されたハイビジョン映像の4倍の解像度に相当します。つまり従来のブルーレイよりUltra HD Blu-rayのほうがより高画質に映像を楽しめるのです。
PS5の通常版には、ブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)を再生する機能が備わっています。もちろん通常版のブルーレイやDVDも再生することができます。しかし、PS5には3Dを出力する機能がないため、3Dのブルーレイは再生できません。またPS4と同様に、CDなど音楽のみのディスクを再生することができません。なお、現状ではブルーレイ再生に8K出力や4K/120pなどの次世代スペックを有効にする機能や設定はなく、PS5は一般的な4K/24p出力に対応しています。
写真出典:https://news.mynavi.jp/
前述の通り、ディスクの読み込み機能は、PS5の通常版のみの機能です。PS5を購入する際、又は手持ちのPS5が通常版かどうかを確認する必要があります。確認方法は、PS5の側面にディスク差込口があるか、パッケージに通常版と記載されているか等になります。
PS5を映すモニターが4K対応でないと、Ultra HD blu-rayを楽しむことができません。使用するモニターが4K対応かどうか、モニターの取り扱い説明書やモニターの映像設定などを見て確認してください。これからモニターの購入を検討している人は、4K対応かどうか購入前に確認してください。それからPS5附属のHDMIケーブルでPS5と4K対応テレビを繋いでください。特に専用のHDMIケーブルを別途購入する必要はありません。
最後に、ブルーレイディスクをPS5のディスク差込口に入れて、読み込みます。この時、ディスクを差し込む向きに気を付けてください。本体側にディスクの表面が向くように差し込みます。正しくディスクを差し込まないと、正常にディスクを再生されない、又はエラーが起こります。その場合の対処方法を、次にご紹介します。
写真出典:https://news.mynavi.jp/
PS5でブルーレイを再生しようとすると、「最高の画質でお楽しみいただけるよう、4K Ultra HD Blu-rayプレーヤーは、ハイダイナミックレンジ(HDR)対応の4K Ultra HDモニターに接続してください」といったエラー表示が出て、ブルーレイディスクを正しく再生できないことがあります。その場合、モニター側かPS5側の設定や手順に問題があり、それを改善する必要があります。
原因:PS5のディスク差込口に挿入したブルーレイディスクの表裏が逆の場合、「ディスクを認識できません。ディスクに傷や汚れがないか、表と裏が逆になっていないかを確認してください」といったエラーメッセージが出て、正しくディスクを読み込めず再生ができません。
対処法:このメッセージが表示される場合、読み込みたいブルーレイディスクの表裏が逆でないかを確認してください。通常、印刷面が表、何も記載されていない光沢のある面が裏面になります。差し込む向きは、PS5本体側にディスクの表面(印刷面)が向くように差し込んでください。
原因:PS5を映したいモニターの映像設定が4K Ultra HDではないと、PS5側で4Kテレビとして認識されないことがあります。
対処法:この場合、モニターの映像設定を4Kに設定にする必要があります。テレビ機種によって設定方法は異なりますが、リモコンにある「メニュー」などのモニター設定を開くボタンを押し、設定画面を開きます。そこに映像設定がありますので、映像出力をHDR、4K等に設定してください。4K対応モニターの場合、HDR、4Kといった項目が表示されます。設定が完了しましたら、これでPS5側に4K対応モニターとして正しく認識されます。
原因:読み込むブルーレイディスクに汚れが付着していたり、傷がついていると、正しくディスクを読み込むことができない場合があります。
対処法:この場合、PS5やモニターの設定の問題ではないので、注意が必要です。もしディスクが汚れていたり、傷がついている場合は、専用のクリーナーやスプレーなどで修復を試みてください。それでも再生できない場合は、PS5やモニターの設定の問題があるか、残念ながらディスクの傷が深すぎて、読み込み不可となっている場合があります。
PS5でブルーレイを再生して、映画やアニメなどを楽しむ際、気になるのは音質です。音質をより良いものにすれば、ブルーレイの鑑賞もより一層楽しめることでしょう。次にPS5の音質をより良いものにするための機能を紹介します。
写真出典:https://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/1291485.html
PS5のブルーレイ再生で、劇場にいるようなクオリティで音声を楽しみたい場合、出力テレビとAVアンプを繋いで鑑賞するという方法があります。この方法を利用すれば、5.1ch以上のサラウンドで音声を楽しむことができます。PS5は以下のオーディオフォーマットに対応しています。
・Dolby Digital (max 5.1ch)
・Dolby Digital Plus (max 7.1ch)
・Dolby TrueHD (max 7.1ch)
・DTS (max 5.1ch)
・DTS-HD High Resolution Audio (max 7.1ch)
・DTS-HD Master Audio (max 7.1ch)
・AAC (max 5.1ch)
・Linear PCM (max 7.1ch)
・Blu-ray、Ultra HD Blu-rayにおいてDolby AtmosおよびDTS:Xの出力が可能(対応機器と接続している場合)
大音量で再生しては近隣に迷惑をかけてしまうからヘッドホンを利用したい、モニターから離れたところで有線のヘッドホンで音声を聴きたいという場合には、直接PSコントローラーとヘッドホンを接続するという方法があります。PSコントローラーの下部には有線のヘッドホンの差込口があるので、そこにヘッドホンのプラグを差し込むことで、モニターから離れていても有線ヘッドホンを楽しむことができます。
残念ながら、PS5本体にはBluetooth接続の機能はありません。別途Bluetoothトランスミッターを購入してPS5やモニターにワイヤレスヘッドホンを接続する方法がありますが、それ以外ではPSコントローラーと有線ヘッドホンを接続する方法で、モニターから離れた場所で音声を聴くことができます。
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