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世の中にコンテンツが溢れる時代になりました。その中でも特に発達が目覚ましいのが動画コンテンツです。自分で動画を撮影するのはもちろんのこと、それを編集して自分で使ったり、YouTubeなどにアップロードしたり、簡単にできるようになりました。またそれだけでなく、ダウンロードサイトやYouTubeなどのストリーミングサイトから動画ファイルとしてダウンロードして自分のデバイスで利用できるようになり、動画をオフラインで見たり別の用途に使ったりも出来るようになりました。
携帯やPCなど、ほぼ全てのOS・デバイスで利用出来る動画ファイルの形式が、MP4です。MP4という形式で動画を保存した場合、再生するのに必要なのはMP4プレイヤーです。MP4プレイヤーと言ってもさまざまな種類がありますが、デバイスやOSによってそれぞれ提供されているソフトウェアが違う場合があります。
PCならPC向けのもの、携帯なら携帯向けのものを使うことで、より利便性も高まります。なるべくなら使いやすいものの方がいいですよね?MP4をデバイスで再生する事がこれほど一般化した現在では、MP4プレイヤーはかなり多く出回っており、良いものを無料・破格で使うことができます。今回はそんなオススメのMP4プレイヤーについて、デバイス・OSごとにまとめていきます。
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Windows Media Playerは、Windowsユーザーの人を含め多くの人に馴染み深いソフトウェアです。Windowsのパソコンに標準で入っているものです。対応OSはWindowsに限られますが、とても利用しやすいmp4プレイヤーであり、無料で利用できるものです。
Windows media playerはmp3形式の音声ファイルから、AVIやmp4などの動画ファイルまで再生ができるソフトウェアです。また、CDやDVDの取り込みにも対応しています。もちろん、PCからCDやDVDに映像を移すことも可能です。Windowsに対応しているため、とても使いやすいこともおすすめできる理由の1つです。Windowsにあわせて対応しているため、日本語はもちろんのこと、英語やその他かなり多くの言語に対応しています。
また、再生リストを組んでおいて、動画や音声などを思いの順番に並べることもできます。また、再生機能自体も充実しており、音質を調整したり動画の補正を行うなどの加工もする事が可能です。また、ポータブル端末とPCを繋いで、Windows media playerを利用することにより、動画ファイルを送り合う事ができます。デフォルトで広告が表示されることもないため、非常に便利なソフトウェアです。
QuickTime Playerは、MacOS向けに開発されたマルチメディアプレイヤーです。
もともとはWindowsにも対応していましたが、現在はサポートを終了しています。対応するファイルはmp3やWAVなどの音声ファイルから、mp4、AVIなどの動画ファイルまでで、マルチメディアのため画像などにも対応しています。再生機能も、編集・変換・保存まで取り揃えている点は他のメディアプレーヤーと遜色ありません。無料で利用できますし、広告も表示されません。ここら辺は一般的なフリーソフトよりも良いです。
VLCは音声・動画ファイル再生サービスの中でもかなり有名なもので、多くの人に使われています。VLCはiOSに対応しているVLC for mobileと、Androidに対応しているVLC for Androidがありますが、まずはiPhoneで使えるVLC for mobileについて解説していきます。ダウンロードはAppStoreから一般的なアプリと同じように可能で、簡単です。VLCはmp3などの音声ファイルから、mp4などの音楽ファイルまで再生可能なメディアプレーヤーです。
対応ファイルが多いため非常に互換性が高く、Androidを使っていた人にとっても使いやすいものとなっています。対応しているファイル形式は、mp4のみならず、AVIやWMVなど幅広いため、自分でPCを利用してデータを保存・利用している人は、iPhoneとPCを接続し、ファイルを転送することで、iPhoneで、PCで利用していたmp4の動画データを再生することができます。また、CDやDVDなどを取り込んだり、逆にプレイリストをVLCに落とし込むことも可能です。言語も日本語を含む多言語に対応していて、使いやすく、最も便利な再生ソフトと言えるでしょう。ただし定期的にアップデートされているため、プレイリストが使いにくいなど、UIに関する問題も見受けられます。
KMプレイヤーは、mp3などの音声ファイルから、mp4などの動画ファイルまで幅広く再生する事ができるメディアプレーヤーです。CDやDVDにも対応しており、iOSとAndroidの両方に対応しているアプリですが、今回はiPhoneでの利用について解説していきます。このプレイヤーの特徴は、再生機能が充実していることにあります。
高解像度の動画ファイルに対応し、HDから4K、8Kに対応しているため、iPhoneで再生できるファイルの幅が広がります。また、色彩調整・上下左右反転・字幕機能など、多種多様な加工機能があります。パソコンからファイルを転送することも可能で、対応ファイルはmp3、mp4から、AVI・WAV・MOV・WMVまで幅広いため、自分のPCで利用しているファイルをそのまま取り込んでスマホで見ることも可能になります。
KMプレイヤーもAppStoreで普通にダウンロードできるアプリのため、便利に使う事ができます。基本的に無料で使う事ができますが、広告がつきますので注意が必要です。
ムービープレイヤーはDominic Rodemerという企業が開発しているアプリで、名前の通りmp4などの動画ファイルを再生するのに特化したアプリです。これはAndroidでは利用することのできない、iOSに限定したアプリです。対象のデバイスはiPad、iPod touch、iPhone に限られます。
対応言語は、他のアプリほどたくさんはありませんが、日本語をはじめ、英語・中国語・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語などには対応しているため、十分使う事ができます。対応しているファイルは幅広く、mp4のみならずAVI・FLV・MOV・WMVなどで、PCで利用しているファイルを取り込んでスマホで利用することも可能です。こちらも、他のフリーソフトと同様、広告が付きますが十分使う事ができます。もちろん課金すれば広告を外せます。
VLCのAndroid版も、Androidで利用できるメディアプレイヤーの中ではかなり便利なものです。
大まかな機能などはiOS版のVLCと大差はありません。対応ファイルもmp4やAVI、MOVなど多く、動画ファイルを再生するのに便利です。無料で使える上に広告も表示されません。スマホにダウンロードした動画ファイルを、VLCを開いてビデオから開けば再生する事が可能です。再生機能も充実しており、音量のみならず動画の明るさや画面ロック、字幕再生、画面サイズ、再生速度なども調整できます。ジャンプや一時停止までのタイマーなどもあります。
また音質を調整する機能もあります。字幕や音声の遅延を調整するためのフィルターもあります。また、今話題のピクチャインピクチャも可能です。ピクチャインピクチャは、動画などを再生している時に、別のことを同時に同じ画面でやろうとすると普通は動画が止まってしまいますが、小窓のようにして画面中で再生しながら別の画面を開ける機能のことを指します。iPhoneなどでブラウザを使って動画を再生すると利用できますが、同じことをAndroidで出来るのです。
Mx Playerはインド企業の開発によって誕生したマルチメディアプレーヤーです。ヒンドゥー語や英語などへの対応はあるのですが、現時点では日本語には対応していません。もちろん、英語のアプリであれば慣れている人も多いと思いますので、それだけでおすすめしない理由にはなりません。
このアプリはAndroid向けにのみ提供されており、iPhoneでは利用する事ができません。再生可能な対応するファイルはmp3などの音声ファイルやmp4などの動画ファイルで、ほぼ全てのフォーマットに及びます。
他のフリーソフトと同様に、無料でダウンロード・利用することが可能になります。しかし、無料であるがゆえに広告が表示される煩わしさがありますので、そこをデメリットと感じる人は、日本語対応がないのと合わせてストレスになると考えられます。
Oplayer Liteは、PCではWindowsやMacOSに対応しているマルチメディアプレイヤーで、スマホだとiOS、そしてAndroidに対応しています。今回はAndroidのアプリとしてご紹介しますが、こうした様々なOSやデバイスに対応していることは互換性として利便性を高めることにつながります。
対応言語は、日本語や英語をはじめ、中国語や韓国語などさまざまな言語に対応しており、この点では問題ありません。対応しているファイルはmp3などの音声ファイルやmp4やWMV、AVI、FLVなど多くの種類で、この点での利便性も問題ありません。字幕表示機能も利用可能です。
再生・加工については、速度変換など基本的なものはほとんど取り揃えています。また、画質は1080P以上にも対応しているため、元の動画ファイルの画質が良くてもそのままで再生可能になります。このアプリはなるべくデバイスの電源を消費しないようになっており、Androidで電源の持ちが不安な人にとっても安心です。フリーソフトなので無料で利用する事ができますが、他の大半のメディアプレイヤーと同様、広告が表示されてしまいます。広告を消すには課金しなければいけません。
さて、ここまでmp4プレイヤーについて見てきました。基本的に、これだけ多くのメディアプレイヤーがある中では基本的にほぼ全て無料で使うことができます。特にPC向けのプレイヤーに関しては最初からOSについているもの、OS向けに開発されたものが多く、広告もなしで無料で利用でき、豊富な機能がついています。
スマホ向けのものについては、便利に使えるメディアプレイヤーは一般の開発者によって作られたものになります。こうしたメディアプレイヤーは、海外の企業が開発したものも多いですが基本的に日本語対応していますし、無料で使う事ができます。ただし営利のために作られたものがほとんどですから広告が表示されるケースが非常に多いので注意が必要です。対応するファイルや機能なども考慮して決めましょう。
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