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パソコンでゲームのプレイ動画を撮りたい、パソコンの画面をそのまま撮影して解説動画を作りたいなど、画面のキャプチャーがしたいと思ったことはありませんか?
パソコンの画面をそのまま動画にするのに便利なソフトが、Bandicam(バンディカム)です。Bandicamは、初心者でも使いやすく機能も多彩なため、2009年から現在まで長く利用されています。特徴や使い方、Bandicamを使うためのインストール方法を紹介します。
Bandicamは、パソコンの画面と音をそのままキャプチャーできるソフトです。対応しているOSはWindowsです。パソコンに写っているものをそのまま動画として保存できるため、ゲーム実況動画を作りたい人や、パソコンの操作方法を動画で伝えたい人に重宝されています。
基本的に無料で使うことができるのに、高画質、高品質のキャプチャーをすることができます。
公式サイトは使い方が画像つきでわかりやすいので、初心者の人も安心です。
対応している言語も多く、世界中の人がBandicamを利用して動画キャプチャーをしています。
Bandicamはキャプチャーソフトですが、それ以外にも便利な機能を搭載しています。
主どのような機能があるのかを見ていきましょう。
Bandicamでの録画中にテキストや画像、図形を挿入することができます。解説動画やプレゼン資料を作る時に最適です。
通常動画を作る時は、動画を撮った後に動画編集ソフトなどでテキストを入れたり、アニメーション効果を入れたりします。しかし、Bandicamならリアルタイムで挿入作業ができるため、プレゼン資料を作る際の時間の最適化に繋がります。
画像やテキスト、矢印や吹き出しなどの図形、アニメーション効果、マウスで線や絵を書く描画が挿入可能です。
Bandicamでキャプチャーするのは、パソコンの画面と流れている音声です。
しかし、Bandicamはwebカメラで自分の姿を映像に写すこともできますし、マイクを使用して自分の声を録音することもできます。
webカメラで撮影する時に背景をグリーンバックにすることで、クロマキー合成ができるので自分の姿を画面上に合成して録画することができます。
後から動画編集ソフトで自分の姿と声を重ね合わせるという作業の必要がありません。
天気予報のような解説動画を自分で作ることができるようになります。
Bandicamは録画したい日時に合わせて予約録画をすることが可能です。
YouTubeやその他動画共有サイトでの生配信を動画として保存したい時に便利です。
終了時刻を設定して録画の停止をすることもできますし、繰り返しの設定もできます。
Bandicamは基本的に無料で使うことができます。無料版でも使える機能は多いのですが制限があり、有料版にすることでさらに便利に使うことができます。
Bandicamでできることは、パソコン画面のキャプチャー、リアルタイムでの描画、クロマキー合成、予約録画です。
これらがすべて無料で使うことができます。
機能面では有料と大差がなく、画質も高画質で録画することができ、画面を動画として保存するだけであれば無料で十分と言えます。
無料版で制限されていることとして挙げられるのが2つあります。
1つ目は、録画時間は10分までです。
長い動画を録画しようとしても、10分で自動的に録画が切れてしまいます。
ただし、録画する回数の上限はないので、10分の動画を複数録画して動画編集ソフトで繋げることで長時間の動画を作ることは可能です。
2つ目は、録画した動画の上部に「www.BANDICOM.com」のロゴが入ることです。
録画をしている最中にロゴはないのですが、動画として収録したものを再生するとロゴが入っています。
そこまで目立つものではないので、自分だけで録画した動画を楽しむだけなら無料版で十分かと思います。
ですが、YouTubeなどにゲーム実況動画として投稿したいと考えているなら、有料版を買ってロゴを消したほうが良いでしょう。
Bandicamの有料版で変わることは上記2点の制限がなくなることです。
録画を再生してもロゴが出てこなくなります。
10分の録画制限はなくなり、24時間以上のキャプチャーも可能です。
また、有料版でもう1つ変わることが、録画を自動終了した後の設定ができることです。
通常の場合、録画を自動終了した後は「何もしない」に設定されています。
他に設定としてあるのは、「新規キャプチャーを開始する」「Bandicamを終了する」「Windowsをシャットダウンする」の3つです。
30分で録画を終了して新規キャプチャーを開始するなど設定することで、見やすいファイル分割ができるようになります。
Bandicamを無料で有料版のように使いたいと考えて、クラック版のBandicamを探す人や自分でクラックしようとする人がいますが、違法となるためやってはいけません。
有料のものを無料で使うという点がまず違法です。
さらなる危険性として、クラック版に仕込まれたウイルスにより感染して、自分でも知らないうちに更にウイルスを広めてしまうということもありえます。
Bandicamが基本的に無料かつ高性能なソフトということがおわかりいただけたと思います。
ここからは実際に自分のパソコンでBandicamを利用するための手順を説明します。
Bandicamのダウンロードは、公式サイトの上部、または青いボタンのダウンロードをクリックします。
ダウンロードしたファイルをクリックして起動することで、インストールに進みます。
Bandicamのダウンロードができるのは、Windowsのみです。
exeファイルを起動すると、言語選択画面が出るので日本語を選択します。
セットアップウィザードが起動するので、次へボタンをクリック、ライセンス契約書は中身を確認したら同意するをクリックします。
インストール先フォルダを指定して、インストールボタンを押して完了ボタンを押せば、Bandicamを使う準備が完了です。
Bandicamは3つの録画モードを搭載しています。それぞれに長所があるため、撮影したい状況によってモードを変えることでより良い動画を撮ることができます。
画面録画モードは、パソコンの画面に表示されている内容をそのままキャプチャーします。
画面をそのまま移して動画とするので、初心者でも扱いやすい一般的な録画モードとなります。
プレゼン資料やゲームではない解説動画を作る際には、こちらのモードがおすすめです。
ゲームや動きの早い動画は綺麗に録画をすることができません。
まず、Bandicamを実行したら、上部左端から2番目の▼をクリックして録画範囲の選択をクリックします。
マウスでドラッグすると録画範囲を指定する枠線が出るので、録画したい範囲を枠内に収めます。
録画範囲の選択の時にフルスクリーンを選んで、画面全体を録画することも可能です。
画面上部右にあるRECボタンを押すか、F12キーを押すと録画が開始され、もう一度押すと録画が停止します。
録画中に画面上部右にあるペンのマークを押すとリアルタイム描画機能が使えます。
テキストの挿入や強調したいところを丸で囲むなどが、録画中にできる便利機能です。
録画した動画ファイルは、Bandicamのホーム画面の画面中央付近にある、動画タブを押すと確認することができます。
ゲーム録画モードは、負荷の高いアプリのキャプチャーに長けているモードで、画面録画モードよりも綺麗に録画することができます。
逆に、ゲーム録画モードでパソコンのデスクトップを録画するということはできません。
ゲームの録画に特化したモードと言えます。
まず、Bandicamを実行したら、上部にゲームのコントローラーのマークがあるのでクリックします。
これがゲーム録画モードです。
キャプチャー対象のゲームを起動すると、ゲームを自動的に認識して画面の左上に緑色の数字が表示されます。
画面上部右にあるRECボタンを押すか、F12キーを押すと録画が開始され、もう一度押すと録画が停止します。
デバイス録画モードは、パソコンの画面ではなく、パソコンと接続しているwebカメラやスマートフォン、ゲーム機の画面を録画するモードです。
画面収録機能がないデバイスでも、パソコンにデバイスを接続してBandicamで録画をすることができます。
まず、Bandicamを実行したら、上部にwebカメラのアイコンがあるのでクリックします。
これがデバイス録画モードです。
左上の歯車マークを押すと、デバイス選択画面が出るので録画したいデバイスとフォーマットを選択します。
画面上部右にあるRECボタンを押すか、F12キーを押すと録画が開始され、もう一度押すと録画が停止します。
Bandicamの特徴と使い方がおわかりいただけたでしょうか。これほどの機能が無料で利用できるので、パソコン画面をそのまま録画したい、自分で動画を作ってみたいと考えている人は、ぜひ利用してみてください。また、無料版での録画では短すぎると感じる人は、利便性の向上のためにも有料版の購入の検討をしてみてください。
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