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Webサイトを使っていて、あまりにも広告が多くて目障りだという人に向けて作られたのが、Adblock Plusです。Adblock Plusは、広告表示やポップアップをブロックすることができるアプリで、バナー表示の他、YouTubeのビデオ広告、Facebook広告、ポップアップなど様々なジャンルの広告をブロックすることができます。
Adblock Plusが使用できるブラウザは、AndroidのGoogle Chromeに加えて、iOSのSafari、WindowsのEdgeやInternet Explorer、複数のOSで使用できるFirefoxなどとなります。そのため、1つのブラウザで使い勝手が良いと実感したら、別のブラウザでも使用できるので、利便性を感じる方も多いようです。特に仕事や趣味で複数のブラウザを使う必要がある方は、デバイスが違っても同じ操作で広告をフィルタリングできるのが利点と言えるでしょう。なお、こちらでは、Adblock Plusのダウンロード方法や使い方をGoogle Chromeを例にして説明していきます。
Google ChromeでAdblock Plusを使用するためには、まず、Adblock Plusアプリをダウンロードすることが必要です。Adblock Plusは、Chrome ウェブストアからダウンロードできます。
まずGoogle Chromeを開き、Chrome ウェブストアにアクセスしてAdblock Plusが配布されるページに飛び、「Chromeに追加」という項目をクリックします。
そうすると「Adblock Plusを追加しますか?」などと書かれた別ウィンドウが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリックしてダウンロードを開始します。
Adblock Plusのインストールがすぐに完了します。
ご注意:Adblock Plusをインストールしている途中で、こちらのアプリがブラウザの閲覧履歴やデータにアクセスするというような警告が表示されますが、この警告はあくまで定型的なメッセージなので無視してかまいません。
なお、インストール後に何か不具合を感じるようなことがあれば、Google Chromeを再起動したり、オプション画面で「今すぐ更新」をクリックすることで解決できる場合がほとんどですから、試してみてください。
Adblock Plusのインストールが終わったら、設定画面を開いてみましょう。新たにGoogle Chromeを開くと、画面の右上に、インストール前は表示がなかった「Adblock Plus」のアイコンが出てきているはずです。こちらのアイコンが表示されているということは、Adblock Plusのインストールが成功している証拠です。それでこちらのアイコンをクリックしてAdblock Plusの設定画面を表示し、さらには「オプション」という項目をクリックします。そうすると詳細な設定ができるようになります。
Google Chromeを閲覧していて、目障りだと感じる広告や見たくない広告がある場合は、Adblock Plusでその広告を非表示にすることができます。
まずGoogle Chromeを開きます。Webサイトに掲載されている非表示にしたい広告を右クリックすると「要素をブロック」という項目が表示されるため、そちらをクリックします。
そうすると「Adblock Plus」というウィンドウが出てくるので、「ブロック」をクリックします。この作業を行うことで、指定した広告はこれ以降表示されなくなります。
ブラウザを閲覧していて、一つ一つ広告を非表示にするのが面倒だという人や、まったく広告を必要としないという人もいることでしょう。Adblock Plusでは、ブラウザ閲覧時にすべての広告を非表示にする設定もできます。
1. まずGoogle Chromeを開き、画面右上のAdblock Plusのアイコンをクリックして、「設定」オプション画面を開きます。左側の「詳細設定」をクリックして、右画面の下部へ移動します。
2. オプション画面の「フィルリスト」タブの中に「EasyList」という項目があり、基本設定は「有効」にチェックが入っています。
そして、このチェックを外すことですべての広告を非表示とすることができます。
なお、EasyListというのは、小さくて控えめな広告という意味で、Adblock Plusが広告収入を考えて目障りにならない広告だけを許可しているリストになります。EasyListを作成するにあたっては、こちらのアプリがオープンソースである利点を生かし、迷惑な広告だけをブロックできるよう、何百人というボランティアが広告を吟味しています。そのため、広告表示に対してそこまで嫌悪感を持っていないのであれば、EasyListを有効にしたうえで、自分にとって不要と思える広告のみをブロックすることもできるでしょう。
フィルタリングの知識があり、自分の好みの広告フィルタを使いたい、既存のフィルタと合わせて他の広告フィルタを使いたいという方もいることでしょう。そのような方のために、Adblock Plusでは外部の広告フィルタを手動で設定することもできます。
Adblock Plusで使用できる広告フィルタは、Webサイトから入手して自由に設定することができます。なお、主に日本語表記の、日本向けの広告フィルタ名称は以下の通りです。
・豆腐フィルタ
・adblock-plus-japanese-filters
・Japanese Site Adblock Filter
・Schuzak’s Universal Filter
・adblocking-openfilter-jp – release.wiki
・Adblock Plus 日本向けフィルタ
上記の広告フィルタの入手方法ですが、こちらも「豆腐フィルタ」を例にとり、説明しています。
まず、名称を元に、該当の広告フィルタを配布するWebサイト(https://github.com/tofukko/filter#%E8%B1%86%E8%85%90%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF)を開きます。
左下にある「フィルタを購読する」をクリックします。
すると、「個のフィルターリストを追加しますか?」ウィンドウが表示されます。中に、このフィルタのタイトルとURLが書かれています。
「はい。このフィルターリストを追加します」ボタンを押します。
豆腐フィルタがフィルターリストに成功に追加されました。
外部の広告フィルタを使用する場合は、いくつか注意したい点があります。
1. まず一つは、あまりにも多くの広告フィルタを使わない方がよいということです。
外部の広告フィルタは目的や用途に違いがあり、それぞれの良さがあります。ですが、広告フィルタを複数使うと、フィルタの数の分だけソフトウェア処理が発生することになり、ブラウザの閲覧時に重さを感じるようになります。そのため、いくつかの広告フィルタを同時に使用する場合は、動きが軽いものに絞るなど工夫が求めれます。
2. さらに、上記で紹介した広告フィルタは、あくまで日本向けのものです。それで、多言語を使用している方は海外向けの広告フィルタの使用を検討するとよいでしょう。
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