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要約:Windows10により、コピー元のCDからコピー先のCDに音楽ファイルをコピーする手順を紹介します。windows標準機能や、付属のWindows Media Playerを用いる方法、および各種フリーソフトで実施する方法を具体的な手順とともに説明していきます。ソフトごとの詳しい設定や、拡張機能の説明は避け、スタンダードな方法でコピーを実施することに焦点を絞ります。
Windows10の標準機能により、コピー元のCD内の音楽ファイルをコピー先のCDにコピーする方法を紹介します。別途ソフトをインストールする必要がないため、手軽に行うことができます。実際の手順は次のとおりです。
1. コピー元のCDをCD/DVDドライブにセットします。
2. Windowsのエクスプローラーで、セットしたCDを開きます(PCの下の階層に「DVD RW ドライブ(D:)という名前で表示されることが多いです」)。
3. コピー先のCDにコピーしたい音楽ファイルを、パソコン上の任意のフォルダにドラッグアンドドロップ等によりコピーします。
4. コピー元のCDをCD/DVDドライブから取り出します。
5. コピー先のCDをCD/DVDドライブにセットします。
6. Windowsのエクスプローラーから、セットしたCDを開きます。
7.「3.」で保存したファイルを、コピー先のCDにドラッグアンドドロップ等でコピーします。
8. エクスプローラー上でコピー先のCDを右クリックし、「ディスクに書き込み」を選択します。
次にコピー元CD内の音楽ファイルを、Windows Media Player 12を使ってコピー先CDにコピーする手順を紹介します。動作確認はwindows10にて実施しました。
1. Windows Media Player 12を起動します(見つからない場合は、画面左下の「ここに入力して検索」に「Windows Media Player」と入力してください。)
2. コピー元のCDをCD/DVDドライブにセットします。
3. しばらく待つとWindows Media Player 12の画面の左側に、セットしたCD名が現れますのでクリックしてください。
4. 画面上部に「CDの取り込み」というボタンが現れるので、クリックしてください。
5. 「CDの取り込み」が「取り込みの中止」に変わりますので、取り込みが完了するまで待ちます。
6. 取り込みが完了したら、CDを取り出します。
7. コピー先のCDをCD/DVDドライブにセットします。
8. Windows Media Player右上の「書き込み」を押します。
9. 画面右側にCDに書き込む音楽ファイルをドラッグアンドドロップする場所が現れるます。「5.」で取り込んだファイルをドラッグアンドドロップしてください(取り込んだファイルの場所がわからない場合は、画面左側の「音楽」を押し、取り込んだ音楽のいずれかを右クリックしてください。「ファイルの場所を開く」を押すと、取り込んだファイルの場所が、エクスプローラーによって開かれます)。
10. ドラッグアンドドロップが完了したら、画面右上に現れた「書き込みの開始」を押します。
Exact Audio Copyは無料のCDコピーツールで、インターネット上からダウンロードしパソコンにインストールすることで利用できます。コピー機能のほかに、音声の波形編集や音楽ファイルのフォーマット変換を行うことも可能です。Exact Audio Copyによって、コピーを行う方法を紹介します(動作確認はwindows10で実施しました)。
1. Exact Audio Copyを起動します。
2. コピー元のCDをCD/DVDドライブにセットします。
3. CD内のトラックが画面中央に表示されますが、曲名が不明な状態となります。画面上部のCD状のアイコンを押し楽曲情報をインターネットから自動取得します(メールアドレスの入力を求められます。実際に存在するアドレスである必要はありません)
4. 画面左側の「IMG」と書かれたアイコンをクリックします(他のアイコンと間違えないよう注意してください)。保存先を選択し、CD取り込みを実行します。
5. 取り込みの進捗を表す画面が現れますので、CD取り込み完了を待ちます。
6. 取り込みが完了したら「OK」を押し、CDを取り出します。
7. コピー先のCDをCD/DVDドライブにセットします。
8. 画面左側の「WRI」と書かれたアイコンをクリックします。
9. 新しく表れた画面左上の「ファイル」を押し、「CUE シート読み込み...」を選びます。
10. 「4.」で選択した保存先フォルダに行きます。「.cue」でファイル名が終わるファイルができていますので選択してください。
11. 画面上部の「CD-R」を押し、「CD書き込み」を選択します。
12. 「 開始 」を押し、書き込みを開始します。
シンプルで使いやすい点が特徴のCDコピーツールです。コピー手順は以下のようになります(windows10で動作確認済み)。
1. CD Manipulatorを起動します。
2. コピー元のCDをCD/DVDドライブにセットします。
3. 画面左上の、CDからフロッピーディスクに矢印が伸びたアイコンを押します。
4. 新しく現れた画面右上の「検索」を押し、取り込み先のフォルダと取り込み後のファイル名を入力します。
5. 「OK」を押し、取り込みを開始します。
6. CD取り込みが完了したら、CDを取り出します。
7. コピー先のCDをCD/DVDドライブにセットします。
8. フロッピーディスクからCDに矢印が伸びたアイコンをクリックします。
9. 画面右上の「検索」ボタンを押し、「4.」で入力したファイルを選択します(ファイル名が「.cue」で終わるファイルです)。
10. 「OK」を押し、書き込みを開始します。
CDexも無料で利用可能なコピーソフトです。CDの取り込み(cueファイルを作成する)ことは可能ですが、CDへの書き出しはできません。CDexで作成したcueファイルをCDに書き出す場合は、Exact Audio Copyなどを使用することをおススメします。CDからCDへのコピーを行うために、CDからパソコンへの取り込みしかできないソフトを利用するのは一見不自然ですが、各ソフトの特徴やスペックを考慮し、取り込み・書き出しを別々のソフトで行うという選択肢もあります。CDをパソコンに取り込む手順は次のとおりです(windows10で動作確認済み)。
1. CDexを起動します。
2. コピー元のCDをCD/DVDドライブにセットします。
3. 画面上部の「CDDB」から「リモートCDDBから読み込み」を選び、CD情報を取得します。
4. 画面上部の「変換」「CDトラックをWAVに」、もしくは「トラックオフセット」の隣のCDを取り込んでいるようなアイコンを押します。
5. CD取り込みが完了するのを待ちます。
さまざまなフォーマットによる取り込みに対応しており、こちらも無料で利用することができます。CDexと同様に、パソコンに取り込んだcueファイルをCDに書き込むことはできません。ただ、取り込みの手順が比較的シンプルであるため、取り込み作業のみCUERipperで行うのもありです。CDコピーの手順は以下のとおりです(動作確認はwindows10で実施しました)。
1. CUERipperを開きます。
2. コピー元のCDをCD/DVDドライブにセットします。
3. 「GO」を押すと、CD取り込みが開始されます。取り込み先は画面中央に表示されたフォルダです(取り込み先を変更したい場合は、同箇所をクリックします。%music%という部分を取り込み先のフォルダに書き直します)。
4. 取り込みが完了するのを待ちます。
windows標準機能やWindows Media Player、各種無料ツールによる、CD取り込みと書き込みの方法を紹介しました。Windows標準機能やWindows Media Playerにはソフトの追加インストールが不要というメリットがあり、一方の無料ツールは準備や操作が複雑ではあるものの、元の品質を維持したままコピーできる傾向にあります。用途や目的に応じて、好みのコピー方法を選んでください。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。