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インターネット環境の発展に伴い、VODなどの動画配信サービスの需要が急増したことをきっかけに、DVDやブルーレイディスクなどのハードウェアを取り扱ったマルチメディア業界に変化が訪れています。しかし、インターネットアドレス数の増加に伴い、遅延やエラーなどの発生がみられることから、まだまだDVDやブルーレイのレンタルや売買の需要が大きく低下することはないでしょう。
今回の内容は、下記のような悩みを抱えている方におすすめです。
「映像が取り込めるおすすめのフリーソフトが知りたい」
「DVDやブルーレイディスクに映像をコピーしたい」
「手軽にコーデックしたい」
そして、これらの悩みをすべて解決できる、おすすめのオールインワンフリーソフトが「DVD Shrink」です。
本記事では、「DVD Shrink」のインストール方法や使い方、日本語化にする手順、エラー対策などについて解説しています。
DVD Shrink(DVD シュリンク)とは、DVDやブルーレイディスクなどへのバックアップや動画ファイルの圧縮などが無料で行えるフリーソフトです。
とはいえ、いくつかの特徴や注意点があるなかで、見やすいレイアウト構造をしており直感的に扱えることから、「DVD Shrink」は、初心者に易しいおすすめのフリーソフトの1つとなります。
項目 | スペック |
ライセンス | 無料 |
最新バージョン | 3.2.0.15 |
最終更新日 | 2021/7/28 |
対応OS |
Windows 98 / Me / 2000 / XP |
「DVD Shrink」は、初心者に易しい操作性で、簡単にインストール可能。これから紹介する手順で進めれば、簡単にかつ手軽に「DVD Shrink」をインストールできます。
* DVD Shrinkは、コピーガード解除機能があるため、米国の著作権法に違反しました。その後、ソフトウェアの開発が停止しました。同時に、Webサイトのダウンロードポイントも検索バーに置き換えられ、公式サイトからこのソフトウェアをダウンロードできなくなりました。それでも、インターネットでキーワード「DVD Shrink」を使用して検索すると、複数の非公式ダウンロードサイトを見つけることができます。
ここでは、「Uptodown」からDVD Shrink をダウンロードして、インストール方法について解説していきます。
1. ダウンロードページを開く
2. セットアップを行う
3. セットアップ及びインストールの完了
それぞれの手順について、詳しくみていきましょう。
https://dvd-shrink.jp.uptodown.com/windows/download ページにアクセスして、赤枠のように「最新バージョン」が表示されます。2021年9月時点での最新バージョンは、「3.2.0.15」ですので、お間違いのないようしっかりと確認してください。
これからインストールする「DVD Shrink」のバージョンが最新であることを確認したら、ボタンをクリックしましょう。
次のページに遷移すると、下図のような画面が表示されます。
そして、赤枠の箇所のボタン「ダウンロード」をクリックして、「DVD Shrink」のインストールを開始しましょう。
インストールが完了したら、フォルダを展開して次に進みます。
「DVD Shrink」のセットアップを行います。
下図のフォルダ内の赤枠の箇所のセットアップアプリケーションを選択してください。
下図のように、セットアップウィザードが開いたら「Next」を選択してください。
次のセットアップウィザードは、利用規約の同意を求める内容です。英語で記載されているため、分からない方もいるかもしれません。
概要としては、「DVD Shrink」が無料で配布されていることや、第3者への委譲の際に料金を発生させてはならないことなどが記載されています。利用規約の内容をすべて確認したい方は、Google翻訳で和訳して確認してみてはいかがでしょうか。
「DVD Shrink」の利用規約を確認したら、「I accept the agreement」にチェックして、「Next」を選択してください。
次に、インストール場所を選びます。デフォルトで指定されるため、特に指定場所を変えるなどする必要はありません。
インストール場所を確認したら、「Next」を選択してください。
そして、デスクトップにショートカット(アイコン)を表示させたい場合は、上図の赤枠の箇所にチェックを入れて「Next」を選択してください。
「DVD Shrink」におけるすべてのセットアップが完了したら、「Install」を選択してインストールを開始します。
「DVD Shrink」のセットアップが進み、インストールが完了したら、下図のように表示されます。セットアップ及びインストールが完了したことを確認したら、「Finish」を選択してください。
自動的に、「DVD Shrink」のソフトが開きます。
以上で、「DVD Shrink」のインストールはすべて完了です。
次に、「DVD Shrink」を日本語化する意味と手順について解説します。
そもそも、「DVD Shrink」を日本語化する意味とは、使い方や操作方法などの理解度を深めること。サービス全体として基本言語が英語に設定されていることから我々日本人にとっては、理解しにくい場面も出てきます。
そのような場面を回避するためにも、日本語化はおすすめ。そして、「DVD Shrink」の日本語化の手順は、下記のとおり。
1. 日本語版「DVD Shrink」のダウンロードページを開く
2. 日本語版「DVD Shrink」のセットアップを行う
3. セットアップ及びインストールの完了
なお、日本語版「DVD Shrink」をインストールする際、すでに英語版「DVD Shrink」をインストールしていた場合は、残念ながら英語版「DVD Shrink」をアンインストールしなければなりません。コントロールパネルの「プログラム」>「プログラムのアンインストール」から、英語版「DVD Shrink」をアンインストールできます。
つまり、英語版「DVD Shrink」を日本語化にスイッチする方法は存在せず、一旦アンインストール後に改めて日本語版「DVD Shrink」をインストールする必要があるということです。
もともと、「DVD Shrink」は英語圏で開発が進められているため、日本語に対応しているバージョンのリリース先は限られています。なかでも、日本語版「DVD Shrink」のインストールでおすすめは「窓の杜」。個人サイトや運営者不明のサイトでも日本語版「DVD Shrink」のインストールが促されていますが、それらはおすすめできません。
日本語版「DVD Shrink」をインストールするなら、窓の杜を活用しましょう。
「dvdshrink日本語版ダウンロード 窓の杜」ページを開いて、「DVD Shrink 4.3」を選択しましょう。
下図のフォルダ内の赤枠の箇所のセットアップアプリケーションを選択して、日本語版「DVD Shrink」のセットアップを行います。
「次へ」>「ライセンス使用許諾に同意します」にチェック>「次へ」>「次へ」>「次へ」>「インストール」>「完了」
を選択してください。インストールが完了したら、日本語版「DVD Shrink」のソフトが自動的に起動します。
以上で、日本語版「DVD Shrink」のインストールはすべて完了です。
「DVD Shrink」は、我々日本人にとっては、英語版よりも日本語版の方が理解しやすいでしょう。ここからは、日本語版「DVD Shrink」として解説していきます。
前章まで読み進めたあなたは、日本語版「DVD Shrink」のインストールがすべて完了していることでしょう。しかし、「DVD Shrink」の使い方が分からない方が、ほとんどだと思います。
ここでは、「DVD Shrink」の使い方について解説しています。そして、今回紹介する「DVD Shrink」の使い方は、下記の3つ。
それでは、それぞれの用途に対応した使い方について、詳しくみていきましょう。
「DVD Shrink」で、RCEリージョンプロテクションする手順について解説します。
RCEリージョンプロテクションとは、一般的に著作権を保護するためのプロテクトのこと。「DVD Shrink」では、RCEリージョンプロテクション機能を利用して、プロテクト保護を除去できます。
「DVD Shrink」でDVDディスクをコピーする手順について解説します。ディスクコピーの基本的な手順は、下記のとおり。
1. DVD-ROMをドライブにセットする
2. 「DVD Shrink」を起動させる
3. DVDデータを取り込む
4. リッピングを開始する
5. 作成したデータの再生可否を確認する
ディスクデータの読み込みには、約3~5分かかることがあります。また、基本的にはディスクデータをリッピング後にコピーする流れとなりますので、手順は正しく進めるようにしましょう。
「DVD Shrink」でバックアップする手順について解説します。
1. 出力先デバイスを選択する
2. 出力するイメージファイルを選択する
3. OKでバックアップ完了
リージョンを指定することもでき、バックアップに関するさまざまな設定が「DVD リージョン」「品質設定」「オプション」「書き込み設定」にて可能。ちなみに、出力するイメージファイルを選択する際に、DVDデータの保存先を「参照」ボタンで変更できます。
「DVD Shrink」は、DVDディスクなどの媒体に対応し、バックアップコピーやリッピング・コーディングなどがオールインワンで行えることから大変便利なフリーソフト。しかし、「DVD Shrink」で誤った使い方をすると、エラーが発生する危険性が伴います。
また、予期せぬエラー発生によって、内部プログラムが破損する危険性もあるため、取扱い時には十分注意しなければなりません。
ここでは、そんな「DVD Shrink」の取扱い時に注意すべき点をまとめました。
それでは、それぞれのエラー対策について、詳しくみていきましょう。
「DVD Shrink」でDVDやブルーレイディスクに動画ファイルのバックアップコピーができますが、完了後の再生可否の確認は必ず行いましょう。
バックアップコピー中に、予期せぬエラーが発生し、プログラムが停止もしくは破損し動作が停止する可能性があります。特に、海外製のDVD・ブルーレイディスクにバックアップコピーをする場合、パソコンやソフトとの互換性によりエラーが発生することがあります。
そのため、「DVD Shrink」でDVDやブルーレイディスクにデータを保存した場合は、再生可否の確認は必須といえるでしょう。
「DVD Shrink」では、ハードディスク容量不足によって、最後までプログラムが走らずエラーを起こす可能性があります。
そのため、ハードディスク容量の確認は、必ず行いましょう。
「DVD Shrink」には、ファイルが圧縮できる機能が搭載されているため、前述した手順とおりに進めればエラーが発生することなく処理が可能。しかし、対応しているフォーマット形式が決まっているため、後述する「対応しているフォーマット形式」を確認して対処してください。
市販されているDVDやブルーレイディスクには、コピーガード(プロテクト)が施されています。
そして一般的には、このようなコピーガード(プロテクト)を解除するには、専用のDVDコピーツールもしくはブルーレイディスク対応のコピーツールを準備しなければなりません。
しかし前述したとおり、「DVD Shrink」にはコピーガード(プロテクト)を除去する機能が搭載されているため、本記事で紹介した手順で進めれば、コピーガード(プロテクト)を外せます。
バックアップコピーができないことでエラーと認識しがちですが、実際はコピーガード(プロテクト)が原因かもしれないため、よく確認しましょう。
ここでは、「DVD Shrink」に関するQ&Aをまとめています。
さまざまな事例に対して、実際に行った対応を取りまとめていますので、同じような事例に遭った場合は、ぜひ参考にしてください。
結論から言えば、「DVD Shrink」はブルーレイディスクに対応していません。
「DVD Shrink」は、MacのOSでは正常に稼働しません。
そもそも、MacのOSにインストール・ダウンロードすることもできません。その理由は、「DVD Shrink」がWindowsのOS専用に開発されたフリーソフトのため。もし、MacのOSでDVDやブルーレイディスクなどにバックアップコピーしたい場合は、代替えのソフトを準備する必要があります。
今回は、「DVD Shrink」の使い方などをテーマにしていますので、代替えソフトの詳細については割愛しますが、「DVDFab DVD コピー」はおすすめです。
DVD Shrinkは、CSS、RC、RCEなどの一般的なコピーガードを解除できる場合があります。しかし、数年前に開発が終了したので、最新のコピーガードに対応できません。
今回は、「DVD Shrink」のインストール方法や使い方、日本語化などについて解説してきました。
「DVD Shrink」は、DVDやブルーレイディスクへのバックアップコピー、ファイル圧縮、コーデックなどオールインワンで行えるおすすめのフリーソフトです。
しかし、対応しているフォーマットやコピーガードなどによって、さまざまなエラーが発生する可能性が伴います。そのような事例に対応できるよう、正しい方法でエラー対策することが重要。もし、間違った方法で対処してしまうと、フリーソフトのプログラム破損やパソコンの動作に悪影響を及ぼす危険性があります。
そのため、今回紹介した使い方や注意点に留意しながら、手順に沿って正しく扱いましょう。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。