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スマートフォンが普及して、写真撮影や動画撮影が気軽で身近なものとなってきました。誰でも動画ファイルや画像ファイルのようなデータ容量の大きなファイルを取り扱うことも珍しくありません。旅行やイベントで撮影した写真や動画などの大きなサイズのファイルをやり取りもすることも出てきます。
また、在宅ワークを行う企業や従業員が増えて、多くの人でファイルを共有したいケースも多くなってきています。
そのような時に、これまでのようにメールにファイルを添付して送付するという方法が、ファイル容量が大きすぎてできないことがあったり、時間がかかるなど効率が悪かったりすることがあります。
そこで、活用したいのがファイアストレージです。
ここでは、ファイアストレージとはどのようなものなのか?どうやって使うのか?などについてご紹介していきます。
ファイアストレージ(firestorage)とは、個人や企業を問わず、無料で使えるオンラインストレージです。有料プランもあります。ファイアーストレージ、ファイヤーストレージと表現されることもあります。
アップルのiCloud、GoogleのGoogle Drive、マイクロソフトのOneDrive、Dropboxなどもオンラインストレージです。利用している人は多いのではないでしょうか。
ファイアストレージの特徴は、1ファイルについてのサイズ制限がありますが、無料の利用でも容量無制限であることです。
日本発のストレージサービスで、FAQも充実しています。メールでもサポートももちろん日本語対応なので、安心して使うことができます。海外版のリリースもあるので、海外とのやり取りにも使うことが可能です。
ファイアストレージを利用している人は、どのような用途に利用しているのでしょう。
・写真や動画の保存、共有
・データのバックアップ
・パソコンの引っ越し
・メールで送ることのできない大容量ファイルの送信
・メールで送ることはできるが、時間がかかる大容量ファイルの送信
・リモートワーク、テレワーク等のため、複数スタッフが別の場所でファイル共有
などが例として挙げられます。
企業では、サポート業務での顧客とのやり取りに利用したり、Webサイトやゲームソフト、広告制作などでファイルの保存や共有に利用したりと、様々に活用されているようです。
ファイアストレージには、未登録会員/無料会員(登録)/ライト会員/正会員の個人向け4プランと法人プラン(5プラン)があります。
個人利用のプランでできること(・)とあわせて、気になるセキュリティ対策(*)をご紹介します。
【未登録会員(無料)】
・1ファイルの最大アップロードサイズ2GB
・メールサポート
・無制限のアップロード数
・スクリーンショット
・QRコード発行
*アップロードファイルのウィルスチェック
*ダウンロードURLへの不正アクセス対策
*ダウンロードURLのパスワード設定機能
*個人情報の管理(プライバシーマークを取得)
*24時間365日セキュリティ監視
*データ破損時の復旧システム(RAID5によるデータの冗長化)
【無料会員(登録)】
未登録会員でできることに加えて次のことができます。
・海外版(全文英語表記)の利用
・js版(モバイル端末からのアップロード)の利用
・firetool(アップロード・ダウンロードの機能拡張アプリ)の利用
・photostorage(無制限の写真管理)の利用
・photostoregeロール作成数10個
・ストレージ保存の利用(7日間以上保存する場合。1か月以上ログインがないと削除される。) 保存容量2GB
*未登録会員の対策に加えて、管理画面への不正ログイン対策
【ライト会員(税込1,037円/30日間)】
無料会員でできることに加えて次のことができます。
・1ファイルの最大アップロードサイズ5GB
・広告の非表示
・photostorageロール作成数100個
・ストレージ保存 保存容量25GB
・アップロードページ入力項目必須化
・ダウンロード追跡
・メールサポート優先
*無料会員(登録)の対策に加えて、SSL暗号化
【正会員(税込2,085円/30日間】
ライト会員でできることに加えて次のことができます。
・1ファイルの最大アップロードサイズ10GB
・ストレージ保存 保存容量100GB
*ライト会員に同じ
一番手軽な未登録会員での使い方です。
【アップロードをする】
① ファイアストレージのサイトを開きます。
② 赤い枠内の「ファイルをここでアップロード」にチェックを入れます。
③ 保存期間をプルダウンで選択します。
指定なし(原則7日以上)、7日間、3日間、2日間、24時間、12時間、6時間、3時間、1時間から選択できます。
④ 任意でパスワードを入力します。
セキュリティを高めたいのならば、ぜひ利用してください。パスワード欄下の「さらに高度な機能を使う(選択は任意)」をチェックすると、次の機能を選択することで使えます。
・まとめてダウンロード可能にする
・ダウンロードの時に表示するコメント(タグ不可)
・アップロード終了時に効果音を鳴らす
⑤ 「ここにファイルをドロップしてアップロード」の部分にアップロードしたいファイルをドラッグ&ドロップします。「ファイルを選択してアップロード」ボタンをクリックしてファイルを指定することも可能です。
⑥ 「[ファイル名]は以下のURLでダウンロード可能です」とアップロード画面の下にダウンロードURLが表示されるのでコピーします。
URLは、通常版と短縮版が表示されるので、使いやすい方をコピーします。遷移先は同じです。メールなどで送る場合、短縮版の方がおすすめです。
⑦ URLをメールなどに張り付けて送信します。
【ダウンロードをする】
① メールなどに記載されたダウンロードURLをクリックしてファイアストレージへアクセスします。
② 「ダウンロードページを開く」ボタンをクリックします。
ダウンロードページ保護のために、ワンタイムURLでアクセスするたびに発行されて変わります。有効期限は10分間となっています。10分経過してしまった場合は、ページを再読み込みするか、メールなどに記載されていたダウンロードURLから再度アクセスして、新しくダウンロードURLを表示します。
③ パスワード設定されている場合は、事前に送信者にパスワードを確認して入力し、「送信」ボタンをクリックします。
④ ファイル名、あるいは「ダウンロード」ボタンをクリックすると自動的にファイルがダウンロードされます。
注意:ひとつのダウンロードURLを多くの人に共有した場合、アクセス集中で制限がかかることがあります。その場合は、時間をおいてからアクセスするようにしましょう。急ぎでダウンロードする必要があるときは、別にアップロードしてダウンロードURLを取得すると良いでしょう。
【無料会員登録をする】
① トップページ上部の「無料会員登録」、ほかのページサイドメニューの「会員ステータス」→「無料会員登録」をクリックします。
② 無料会員登録の画面が表示されるので、登録したいメールアドレスを入力します。「規約及び 「個人情報の取り扱いについて」 同意するにチェックを入れてから、「無料登録する」をクリックします。
③ 「送信完了」の表示が出ます。
④ 登録したメールアドレスに「認証メール」が届きます。「ユーザーID」「パスワード」が通知されます。
⑤ 15分以内にログイン手続きを行います。15分をすぎてしまった場合は、再度はじめから登録手続きをします。
これまでスマートフォンやタブレット端末では、ファイルのアップロードができませんでしたがFlash Playerを利用しない仕組みのjs版アップロードがリリースされて、可能になりました。サポートしているOSはGoogle Chrome最新版、firefox最新版、IE最新版、safari(Mac)最新版になります。
正会員プラン、法人プラン利用者が対象と利用条件はありますが、最高10GBのアップロード・ダウンロードが可能です。また、ブラウザやOSの環境により、アップロード可能なファイルの最大容量が変わります。
【js版アップロード方法】
①ログインをして、「会員メニュー」の「アップロード」、「js版アップロード」を選択します。
②「保存期間」等必要な項目を設定して、「アップロード」ボタンをクリックします。
大容量のデータを無料でやり取りするにはファイアストレージはぴったりのツールです。
もし、データのやり取りはあまり行わず、長期的にファイルを保存しておくことがメインとなるのならば、ほかのオンラインストレージサービスを検討する方がよいかもしれません。
セキュリティ面では、会員登録をしていなくても、パスワードを設定することができるこが大きなポイントです。時々使うのならば、未登録会員で十分だと思われます。
ビジネス等で使う機会が多いのならば、無料の会員登録がおすすめです。長期的にファイルを保存できるストレージ保存やファイルの削除などを行うことのできる管理画面、photostorage(写真管理)、firetools(フォルダごとアップデート、複数ファイルの一括アップデート可能)、海外版の利用などができるようになり、利便性が格段にアップします。
ファイアストレージを利用して快適で安心なファイルのやり取りをしたいですね。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。