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当サイトは、皆さんのニーズに合わせて、
上述のカテゴリーを分けて、それぞれのソフトをレビューして、ソフトランキングを作りました。
今回の記事では、CADソフトのランキングを紹介したいと思います。
すべて無料で使えます。絶対やってみてくださいね。
直感的な操作で手軽に図面を作成できる2次元CADソフト。ペイントソフトのような直感的な感覚で操作できるのが特長で、直線や曲線、中心線などの線を利用して本格的な建築用図面を作成したり、画像ファイルを挿入してパンフレットなども作成できる。基本的な操作は、画面左側のツールパレットで操作内容を選択してからマウスで線を引いたり、線分などを選択して行う。ツールパレット上で操作内容を選択したあとは、ステータスバーに“左ドラッグ:曲線制御点を入力”といった具合に操作手順が表示されるので、CADソフトの扱いに慣れていない人でも簡単に操作できる。作成した図面などは、独自のSGD形式やSFC/DXF形式のCDAデータ、「Jw_CAD」で利用できるJWW/JWC形式のほか、BMP/JPEG/PNGといった画像形式やPDF形式で保存可能だ。また本ソフトのマニュアルを入手するには、作者ページにて無料会員登録が必要。このほか操作に迷ったときなどは、コミュニティサイト“AR_CAD MANIA”を覗いてみてもよいだろう。なお、本ソフトはフリーソフトだが、商用利用時は作者への連絡が必要。
4つのコマンドを組み合わせて直感的に操作できる3D CADツール。プル・移動・フィル・組み合わせというコマンドで操作する“ダイレクトモデリング方式”を採用している。情報端末のボディや制御システムの筐体、自動車部品や車体などの3次元設計が可能で、3Dプリンターによる出力にも対応する。さらに、3Dモデルの共有サイト“DesignSpark”や同社の基板CAD「DesignSpark PCB」とも連携可能。38,000点以上の部品の3Dモデルをダウンロード・インポートして製品を設計できるほか、製品の設計に利用した部品の費用の見積もりを作成することもできる。
電子回路・プリント基板を設計できるソフト。配線の支援機能などを搭載するエディターで作成した電子回路図をもとに、最大1メートル角でレイヤー数無制限のプリント基板図を設計できる。データの入出力では、定番CADソフト「EAGLE」の設計データやライブラリをインポートできる機能や、ガーバーファイルなどの発注用データを出力する機能が搭載されている。
プリント基板の図面はCADデータとして出力したり、本ソフト上で3Dモデルとして描画することもできる。また、アールエスコンポーネンツのサービスと連携することにより、部品の手配や見積もりが簡単に行うことができる。なお、使用時間の制限はないが、無料のアカウントを取得してアクティベーションを行うまではファイルを保存できない。
フリーの2次元汎用CADソフト。DOS版で人気のCADソフト「JW_CAD」の操作性を引き継ぎ、JWC形式の図面データの読み込みと保存に対応している。また、JWCファイルでは保存できない特殊フォントや均等割付、画像データなどは独自形式で保存可能。ウィンドウ左側のツールボックスで機能を選択し、ウィンドウ中央の描画キャンパス上で作図することができる。6色のペンと8種類の線を選択可能で、画面には表示されるが実際には印刷されない“補助線”や“仮点”なども使用できる。16レイヤー×16グループの計256レイヤーを使用でき、「JW_CAD」用の外部変形バッチや変形マクロにも対応している。
自由に線種をカスタマイズできる2次元汎用CADソフト。DOS版で人気を博した2次元汎用CADソフト「JW_CAD」のWindows版。作図に利用できる線は9種類あり、画面に点線で表示されるのみで実際に印刷されない補助線も利用可能。線種の色や線の幅などを自由にカスタマイズ可能で、たとえば作図画面では太めに表示して、実際には細く印刷するといったこともできる。また、図面上でマウスをドラッグすると円上に12個の目盛りがあるアナログ時計風の“クロックメニュー”が表示され、マウスをいずれかの方向に動かすとメニューが次々に切り替わり、多くの操作をマウスから行える。独自のJWWファイルとDOS版「JW_CAD」のJWCファイルのほか、DXF/SFC/P21ファイルの読み込みと保存に対応。
「初心者にもきっと使える」をコンセプトとして開発された汎用2次元CADソフト。ファイルの読込み、保存は独自のPCJ形式のほか、DXF形式や「JW_CAD」のJWC形式にも対応している。図面の作成は画面左側にあるツールボックス内のコマンドアイコンを選択して行う。コマンドアイコンは必要最低限なものにしぼられ、大きいサイズでわかりやすい。コマンドは、直線や網掛けなどの作図系コマンドと、複写、消去などの修正系コマンドがあり、線長測定、面積測定も可能。コマンドを実行すると作図エリアの上部に指示が表示されるため、次に続けて行う操作がわかりやすい。また、同時に2枚の図面を開き、ボタン一つで切り替えながら並行して編集することが可能で、他図面の部品をコピーする場合などに便利だ。そのほか、マウスの右ボタンを押しながらカーソルを動かして図面を任意の方向に移動することや、左ボタンを押しながら上下に動かすことで図面を拡大・縮小できる機能も搭載されている。
CADソフト「Quadcept」の無償版。「Quadcept」は、プロフェッショナル向けの電子回路・プリント基板の設計ツールで、回路設計や基板設計、基板製造、部品ライブラリなどの機能がクラウドベースで提供されているのが特徴。設計者は設計から部品発注、製造までをCAD画面上からワンストップで行うことができる。
「Quadcept Community」は、電子工作などに興味をもつ学生や個人をターゲットにした機能限定版。パッド数が1,000までや作業層数が4層までといった制限があるが、非商用に限り無償で利用可能。日本語以外にも、英語と中国語がサポートされている。なお、動作には.NET Framework 4.6.2が必要。
また、本ソフトを利用するには、無償の“Quadcept”アカウントが必要。
以上、CADソフトのランキングを紹介しました。お好きなソフトは何位ですか?次回、連載の記事で他の種類のソフトランキングを紹介します。お楽しみくださいね!
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。