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当サイトは、皆さんのニーズに合わせて、
上述のカテゴリーを分けて、それぞれのソフトをレビューして、ソフトランキングを作りました。
今回の記事では、開発環境ソフトのランキングを紹介したいと思います。
すべて無料で使えます。絶対やってみてくださいね。
「Accessibility Insights」は、アプリのユーザーインターフェイスをアクセシビリティの面から監査し、一般的なユーザー補助の問題を指摘してくれる無料のツール。機械的に検出できる問題を開発サイクルの早期にあぶりだすことで、開発者は人の判断が必要となる残りの問題に集中できる。
このツールはWindowsアプリとWebアプリの両方をカバーしており、Windowsアプリを調査する場合はスタンドアロンのネイティブアプリを、Webアプリをチェックする場合は「Google Chrome」向けの拡張機能を利用できる。また、ルールエンジンのみをビルドプロセスに組み込むといった使い方も可能だ。
Windows上で動作するPerl(Practical Extraction Report Language)インタープリター。Perlで記述されたPerlスクリプトをWindows環境で実行できる。Perlは主にテキストベースのデータの扱いに向いた言語で、Web掲示板などのCGIで利用されることが多い。Webサーバーソフトと一緒に「ActivePerl」をインストールすると、Perlで記述されたCGIも動かせるので、プロバイダーのサーバーにCGIをアップする前の確認用として利用することもできる。なお一部ウイルス対策ソフトで、インストール時にスクリプトを検出した旨が表示されるが、インストーラーがスクリプトで記述されているためであり、インストールを続行したい場合はスクリプトを許可すればよい。
Win32 APIや「.NET Framework 4.6.1」で書かれた既存のデスクトップアプリをUWPアプリへ変換できるコマンドラインツール。ただし、既存のデスクトップアプリがそのままモバイル端末や“Xbox”、“Hololense”などでも動作するようになるというわけではなく、変換したアプリはPC版のWindows 10でしか動作しない。“Microsoft ストア”へ提出して配布できるAPPXパッケージへ変換するためのツールとでもいうべきものとなっている。
なお、本ツールで変換したアプリの動作環境は“Windows Anniversary Update”適用済みのWindows 10となる。
日本語でバッチ処理を記述できるスクリプトエディターおよびその実行環境。条件分岐や繰り返し、ラベルへのジャンプといった基本的な制御構造をもつほか、簡単な数値の計算や文字列の検索・加工が行える。実行ファイルの起動、ファイルの読み込み・保存・移動・コピー・削除、画像の表示、音楽ファイルの再生、Webページの表示なども行えるので、工夫次第でファイルの整理やバックアップ処理、メディアの閲覧といったさまざまな処理が実現できる
最大の特徴は、スクリプトの“命令”が日本語で表現されていること。メイン画面には左右2つのリストが用意されているが、右側のリストから“命令”を選択し、左側のリストへ追加・挿入することでスクリプトを組み立てていく仕組みになっている。命令をスクリプトリストへ追加する際は、ダイアログで“引数”を指定する必要がある。たとえば、数値(INT)の代入・計算命令を登録する場合は、数値を記憶しておく場所(数字で指定)と、代入する値または四則演算を指定する仕組み。すべてGUIで設定できる上、間違いがあればエラーアイコンで知らせてくれる。
わからないことがあれば[F1]キーなどでアクセスできるオンラインヘルプが便利。命令やラベル、変数の使い方が丁寧に解説されているほか、“キーコードを調べる”“画像をダイアログで開き、ペイントで編集する”などのサンプルも用意されているので、これらを参考にしながらスクリプトを完成させていこう。スクリプトが完成したら、[F5]キーで実行が可能。スクリプトを“eBAT”形式で保存すれば、ダブルクリックで実行することもできる。
“.jar”形式で配布されている「Java」アプリケーションを“.exe”形式へ変換するツール。JARファイルは「Java」アプリケーションに含まれるファイルをZIP形式で単一のファイルに圧縮・格納したもので、“java -jar (JARファイル名)”というコマンドで実行することが可能。しかし、EXEファイルのようにダブルクリックで簡単に起動できたほうがより扱いやすい。本ソフトは、そうした要望に応えてくれるコマンドラインツール。あくまでJARファイルをEXEファイルで“包む(wrap)”ためのツールで、ネイティブコードへコンパイルしたりはしない。しかし、配布や実行が容易になるのは十分魅力的だ。
本ソフトは32bit版と64bit版のバイナリを出力することが可能で、一時ファイルを出力することもない。さらに、ウィンドウをもつGUIアプリケーションや、Windows サービスとして動作するアプリケーションを変換することも可能。GUIアプリケーションの場合は「タスク マネージャー」に「java.exe」ではなくEXEの名前が表示されるのも魅力だ。また、スプラッシュスクリーンを表示することも可能。そのほかにも、プロセスの環境変数を設定する機能や、Pack200アーカイブ形式でJARファイルを圧縮する機能、“ユーザー アカウント制御(UAC)”による権限昇格をサポートしている。
C言語学習者のための簡易的な開発環境。ソースコードエディターとコンパイラーが一体となっており、外部ツールのセットアップ作業などは一切不要なのが特長。エディター部分でソースコードを記述して、[実行]-[コンパイルして実行]メニューを選択するだけで、ソースコードに誤りがなければコマンドプロンプトで作成したプログラムが実行される。ソースコードに誤りがある場合は、[コンパイルエラー]タブでエラーの内容を確認可能。複数のソースファイルやヘッダーファイルも扱えるので、学習が進み比較的大きなプログラムを作成する場合でも十分対応できるだろう。動作には.NET Framework 2.0が必要。
「GitKraken」は「Electron」で開発されたクロスプラットフォーム対応の無料の「Git」クライアント。マージやコミットの履歴を視覚的に把握できる美しいデザインが特徴で、ドラッグ&ドロップによる操作にも対応する。また、“GitHub.com”、“GitLab.com”、“Bitbucket.org”といった人気のリモートリポジトリサービスとの連携にも対応している。
さらに、Axosoft社が主導して開発している「NodeGit」を内蔵しており、別途CUIの「Git」クライアントを導入せずとも、単体での動作が可能。そのほかにもインデックス化による高速な検索機能や、ワンボタンで処理をアンドゥ・リドゥする機能など、他のGUIクライアントにはない特徴をもつ。
なお、本無償版で開けるのは公開リポジトリのみで、個人利用であっても非公開リポジトリは扱えない。
WindowsのGUIプログラムを作成できるプログラム言語。「HSP」とも呼ばれる。同梱の「スクリプトエディタ」を使ってプログラムのソースファイルを作成し、コンパイルして中間データに変換する。変換した中間データは「Hot Soup Processor」を介して実行できるほか、単体で動作するEXE形式の実行ファイルや、スクリーンセーバーに変換することが可能。プログラム中では、BMP/JPEG/MAG形式の画像ファイルや3Dポリゴンを使用したり、WAVE/MIDI/AVIといった音声ファイルやムービー、CDオーディオを再生することも可能。難しい関数や命令の書式を覚えることなく、手軽にWindows用のアプリケーションやゲームを作成して、自由にプログラムを配布できる。
マイクロソフトが子供向けに開発したプログラミング言語の開発・実行環境。学習の容易さに定評のある“BASIC”をもとに、一部の煩雑な言語仕様を取り除いたプログラミング言語が採用されている上、亀を自由に動かして軌跡で絵を描ける“Turtle”オブジェクトや、写真共有サイト“Flickr”を利用できるオブジェクトなどがあらかじめ搭載されており、初めての人でも気軽にプログラムが組めるように設計されている。また、作成したプログラムを本ソフト上で実行できるだけでなく、公式サイトへアップロードして公開・共有できるのも特長。Webブラウザー上での実行には、“Silverlight”が利用されている。さらに、ほかのユーザーのプログラムのソースコードを「Microsoft Small Basic」へインポートすることも可能。なお、動作には.NET Framework 4.5が必要。
日本語で記述するプログラム言語。同作者のインタープリター型のプログラム言語「ひまわり」の後継言語で、ソースコードの文法が大幅に改善されている。プログラムそのものを基本的に日本語で記述するため、プログラミングやプログラムの仕組みをこれから勉強したい人にも向いている。作成したプログラムはその場で実行できるほか、実行型のファイルにして保存することもできるなど、インタープリター型とコンパイラー型の双方の機能をあわせもっている。グラフィック関連やゲームのほか、タブやツリービューなど、GUIのさまざまな動作を確認できるデモプログラムが同梱されているので、これらを実行したりソースを読んだりするだけでプログラムの仕組みを学習できるはずだ。
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。