目次[閉じる]
当サイトは、皆さんのニーズに合わせて、
上述のカテゴリーを分けて、それぞれのソフトをレビューして、ソフトランキングを作りました。
今回の記事では、3D画像制作ソフトのランキングを紹介したいと思います。
すべて無料で使えます。絶対やってみてくださいね。
オープンソースで開発されている3DCG制作ツール。マウスとキーボードを使い、平面・立方体・球といったオブジェクトや曲線などを組み合わせてモデリングし、レンダリングを行うことで3DCGを生成することができる。
3Dオブジェクトに動きを設定して3DCGアニメーションを作成することも可能で、モーフィングによってオブジェクトをなめらかに変形させたり、歩く人間などの3DCGアニメーションも表現できるようになっている。
3DCGは、画面左側のタブで“ツール”“作成”“関係”“アニメーション”などの各種コマンド画面を切り替えながら作成していく。
モデリングはポリゴン、ベジェ曲線の各手法が選べるほか、オブジェクトの編集には移動、回転、拡大縮小といった一般的な手段が利用できる。また、モデリングしたオブジェクトの表面を、ペイントソフトのようにマウスでなぞって着色していく頂点ペイント機能も備えている。
なお、本ソフトのユーザーインターフェイスは標準では英語だが、日本語化も可能。まず、[File]メニューの[User Preferences...]から“Blender User Preferences”ウィンドウを開き、上部にあるタブの右にある[System]に切り替えたのち、右下の“International Fonts”にチェックを入れる。それから“Language:”を“Japanese(日本語)”に切り替えてから、“Translate:”にある“interface”などの項目のうち日本語で表示したいものを選択してから設定を保存すればよい。
オープンソースで開発されている高機能3Dモデリングソフト「Blender」の操作方法を解説したPDFファイル。執筆したのはOpenGLの専門書などの著書がある和歌山大学システム工学部の床井浩平准教授。床井准教授によると、和歌山大学の学生向けに演習のオンライン対応のため執筆した資料から講義部分を削除したものだという。また、ライセンスは“CC-BY”で適切なクレジットを表示する限り、再配布や改変を自由に行えるとのこと。
1,400ページ以上にわたって「Blender」のダウンロード・インストールから基本的な操作、基本的なオブジェクトの作成・編集方法などがスクリーンショットを中心に細かく解説されている。最終的にアニメーションをレンダリングするまでの過程を学習可能だ。
レゴ風のブロック遊びソフト。縦・横・高さがすべて1のカラフルなブロックを組み合わせて立体的なオブジェを作成することができる。ウィンドウ下部のパレットで48色のブロックから好きな色のブロックを選択し、ウィンドウ中央部のマス目状に仕切られた空間にマウスの左クリックでブロックを配置し、間違えた場合は右クリックで消去する。ブロックの高低は12段階で指定可能。たとえば底辺に水色のブロックを並べて水を表現し、その2段上にレンガ造り風の建物を組み立てて宙に浮かべるなど、ブロックを空間内に自由に配置することができる。ウィンドウ右上部に操作説明が常に表示されるため、操作に戸惑うこともない。作成した画像は独自形式やBMP/DXF形式で保存でき、DFX形式で保存したファイルは、対応する他の3D CGソフトに読み込んで再利用することが可能だ。
色のついた立方体を並べて3Dドット絵を作成できるソフト。3Dドット絵の作成方法は、“キャンバス”と呼ばれる平面に色のついた立方体“キューブ”をドット絵のように並べ、キャンバスを上下にずらしてキューブを重ねることで立体化していく“キャンバス”モードと、既存の立方体に隣接していれば、上下左右のどこでも立方体を置ける“アタッチ”モードが用意されている。キャンバス上でマウスの左ボタンを押すとキューブが出現し、右ボタンを押すと消える仕組み。マウスのボタンを押したままマウスカーソルを移動すれば、連続でキューブを出現させられる。また画面右上にあるボタン類からは、キャンバスや全体の枠線、地面の表示・非表示の切り替えや、アンドゥ・リドゥ、画面の拡大・縮小、BMP/JPEG/GIF/PNG/TIFF画像として保存する機能などを実行できる。そのほか、[ファイル]メニューから作業状態を独自形式で保存可能。
仮想空間に立方体のキューブをいくつも積み重ねて3DCGを作成できるソフト。積み木遊びのような感覚で手軽に3Dオブジェクトを作成でき、さまざまな角度から眺められる。キューブは最初1個だけ表示されているが、ツールの“ペン”を選んでキューブの好きな面をクリックすると、その面に接して新しいキューブが1個追加される。キューブは最大1万個まで追加でき、“消しゴム”で消したり好きな色に変えられる。マウスの右ドラッグやホイールドラッグでカメラ視点の変更、ホイール回転でズーム、また照明をOFFにして影をなくしたり、面を消してワイヤーフレームのみにしたり、逆にワイヤーフレームを非表示にすることも可能。作成状態は独自形式でファイルに保存してあとで再開できるほか、表示中の画面をBMP形式で画像に保存できる。なお、動作にはDirectX 9.0以降が必要。
「Metasequoia」(メタセコイア)は、ポリゴン単位で立体モデルを生成・編集できる3Dモデリングソフト。ポリゴンを滑らかな曲面に変換する“サブディビジョンサーフェス”、展開図上でのUVマッピングの編集、マッピング画像へのペイントなどに対応しており、高機能かつ比較的扱いやすいモデリングソフトとして古くから厚い支持を受けている。また、入力・出力ともに市販のCADソフトやモデリングソフトのファイル形式を幅広くサポートしているのも特長。試用中はMQO形式以外のフォーマットでデータが保存できないほか、プラグインやスクリプトの利用に制限がある。簡易版の「Metasequoia LE」は、「Metasequoia」と比べて下絵表示機能やフラクタル地形生成機能、一部形式のファイル入出力などの機能が削除されているが、無償で利用可能。
オリジナルの3D景観を描画するソフト。まずベースとなる地形を作成し、海面の高さ、太陽の位置などを設定する。その後プレビュー画面を見ながらカメラの位置と向きを決め、[Render]ボタンをクリックすると美しい3Dの風景画が描画される。地形の作成には自動生成機能も利用できるほか、地表面を荒野や森林、雪山などさまざまな表情に設定することができる。大気濃度などを変更することも可能で、太陽の位置設定と組み合わせしだいでは美しい夕焼けを描画することもできる。
お絵かきソフトのような操作性で、粘土を盛り付けるようにして3Dモデルを作成できるソフト。キャンバスを右クリックすると、編集可能な領域に立方体の枠が表示され、そのまま右ドラッグすれば立方体の枠を回転させることが可能。キャンバス上を左クリックすると、球体の粘土のような物質を配置でき、そのままドラッグすればお絵かきソフトのようにこの物質で線を引くことができる。基本的な制作の流れは、一方向からある程度粘土を盛り付けたら、キャンバスを右ドラッグして向きを変え、さらに盛り付けていくという具合だ。不要部分を後から削って形を整えていくこともできる。作成した3Dモデルは、独自のVOX形式で読み書きできるほか、「Metasequoia」のMQO形式や“COLLADA”規格のDAE形式、OBJ形式で出力することも可能。そのほか、TGA形式の画像ファイルとして出力する機能も備える。
「VRoid Studio」は、Windows/macOSに対応する、人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを直観的な操作で作成できるツール。絵を描くように髪型をモデリングできる“プロシージャルヘアデザイン”機能や、筆圧感知・レイヤーに対応したペンツールを備えたテクスチャー編集機能を備えているのが特徴。また、ベースとなる3Dモデルをもとに、目や口といった各パーツの位置をスライダーでカスタマイズすることも可能だ。
体形のカスタマイズ機能や、肌や服のテクスチャーをペイントする機能、UV展開のメッシュガイド機能なども用意されている。さらに、作成した3DモデルをPNG形式の画像として保存する[撮影モード]もある。[撮影モード]では[怒り][楽しい][喜び][悲しい]といったスライダーを調節することで、キャラクターの表情をプレビューすることも可能だ。
「XISMO(キスモ)」は軽快に動作する無料の3Dモデリングソフト。ハイエンドソフトに比べると機能は限られているが、画面デザインはシンプルで、入門者にもお勧め。米Pixar社の曲面化技術“OpenSubdiv 3.0”に対応する点が特徴。また、曲面化や対称化などのモディファイアを搭載しており、元のデータに手を加えることなくさまざまな効果を追加できるほか、“GLSL”シェーダーを利用したアニメ調の表現やアウトライン描画などにも対応する。
なお、動作には「Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」や、「OpenGL 2.1」に対応したグラフィックカード、3ボタン以上のホイール付マウスもしくはワコム社製ペンタブレットなどが必要。
以上、3D画像制作ソフトのランキングを紹介しました。お好きなソフトは何位ですか?次回、連載の記事で他の種類のソフトランキングを紹介します。お楽しみくださいね!
「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトをお勧めします。目指せ、あらゆるジャンルの素晴らしいソフトを発掘することを。「其れこそ私が欲しいソフトだ」と思わせるようなソフトのレビューを更新し続けています。